(1) まず、与えられた関数を微分して、極値を求めます。
積の微分法を用いると、
y′=(ex)′(x−1)+ex(x−1)′=ex(x−1)+ex(1)=ex(x−1+1)=xex となります。
(2) 次に、y′=0 となる x を求めます。xex=0 より、x=0 が得られます (ex>0 なので、x=0のみ)。 (3) x=0 の前後で y′ の符号を調べ、増減表を作成します。 | x | -1 | ... | 0 | ... | 2 |
|---|---|---|---|---|---|
| y' | - | - | 0 | + | + |
| y | | ↘ | 極小 | ↗ | |
y′=xex なので、x<0 では y′<0、x>0 では y′>0 となります。 したがって、x=0 で極小値をとります。 (4) 極小値と区間の端点での値を比較します。
x=0 のとき、y=e0(0−1)=1(−1)=−1 x=−1 のとき、y=e−1(−1−1)=−2e−1=−e2≈−0.736 x=2 のとき、y=e2(2−1)=e2≈7.389 (5) したがって、最大値は x=2 のときの y=e2、最小値は x=0 のときの y=−1 です。