$a$を定数とする。2つの2次方程式 $x^2 + ax - a + 1 = 0$ $x^2 + (a-1)x + a - 2 = 0$ が共通の解を持つような$a$の値と、その時の共通解を求める。ただし、$a$の値は2つあり、$a$が大きい方から順にア、ウとする。

代数学二次方程式共通解因数分解
2025/7/12

1. 問題の内容

aaを定数とする。2つの2次方程式
x2+axa+1=0x^2 + ax - a + 1 = 0
x2+(a1)x+a2=0x^2 + (a-1)x + a - 2 = 0
が共通の解を持つようなaaの値と、その時の共通解を求める。ただし、aaの値は2つあり、aaが大きい方から順にア、ウとする。

2. 解き方の手順

2つの式が共通解xxを持つとする。共通解をxxとして2つの式を書き出す。
x2+axa+1=0x^2 + ax - a + 1 = 0 (1)
x2+(a1)x+a2=0x^2 + (a-1)x + a - 2 = 0 (2)
(1) - (2)より、
(ax(a1)x)+(a+1(a2))=0(ax - (a-1)x) + (-a + 1 - (a-2)) = 0
(axax+x)+(a+1a+2)=0(ax - ax + x) + (-a + 1 - a + 2) = 0
x2a+3=0x - 2a + 3 = 0
x=2a3x = 2a - 3 (3)
(3)を(1)に代入する。
(2a3)2+a(2a3)a+1=0(2a-3)^2 + a(2a-3) - a + 1 = 0
4a212a+9+2a23aa+1=04a^2 - 12a + 9 + 2a^2 - 3a - a + 1 = 0
6a216a+10=06a^2 - 16a + 10 = 0
3a28a+5=03a^2 - 8a + 5 = 0
(3a5)(a1)=0(3a - 5)(a - 1) = 0
a=53,1a = \frac{5}{3}, 1
a=53a = \frac{5}{3} のとき、(3)よりx=2(53)3=10393=13x = 2(\frac{5}{3}) - 3 = \frac{10}{3} - \frac{9}{3} = \frac{1}{3}
a=1a = 1 のとき、(3)よりx=2(1)3=1x = 2(1) - 3 = -1
a=53a = \frac{5}{3} のとき、共通解は13\frac{1}{3}
a=1a = 1 のとき、共通解は1-1

3. 最終的な答え

ア: 53\frac{5}{3}、イ: 13\frac{1}{3}
ウ: 1、エ: -1

「代数学」の関連問題

関数 $f(x) = 2x^2 - 3x + 1$ が与えられています。このとき、(1) $f(\frac{1}{2})$ と (3) $f(a+1)$ の値を求めます。ここで、$a$ は定数です。

関数二次関数式の計算
2025/7/13

(1) 多項式 $P(x)$ を $x+1$ で割ったときの余りが $1$ であり、$x-2$ で割ったときの余りが $7$ であるとき、$P(x)$ を $(x+1)(x-2)$ で割ったときの余り...

多項式剰余の定理因数分解連立方程式
2025/7/13

あなたは2000円の予算で、1個100円のリンゴと1本150円のミカンを購入しようとしています。リンゴの個数を$x$、ミカンの本数を$y$とするとき、以下の問いに答えます。 * 課題1: リンゴ$...

一次不等式一次関数グラフ切片予算制約
2025/7/13

P, Q, R, Sの4人が品物を持ち寄り、合計40品をバザーに寄付しました。 QはPの2倍の品数で、Rよりも多かった。 SはQの2倍の品数だった。 このとき、Sが寄付した品数を求めます。

連立方程式文章問題数量関係
2025/7/13

与えられた4次式 $x^4 - x^2 + 6x - 9$ を因数分解する問題です。

因数分解多項式
2025/7/13

この問題は、ある会社における商品の仕入れ値と販売価格の関係を1次関数で表すものです。 - 問題6: 販売価格 $y$ を仕入れ値 $x$ を使った1次関数の式で表す。 - 問題7: 仕入れ値が1000...

1次関数比例切片傾き方程式応用問題
2025/7/13

画像には二つの問題が含まれています。 課題4: 傾きが1.3であることの意味を言葉で説明する。 課題5: 販売価格が2600円のとき、原価がいくらであったと考えられるかを逆算する。

一次関数利益方程式割合計算
2025/7/13

与えられた式 $(x-1)(x-2)(x-4)(x-5)$ を展開し、結果を求める問題です。

式の展開多項式因数分解
2025/7/13

## 1. 問題の内容

二次関数放物線グラフ最大値平方完成
2025/7/13

## 問題230の解答

数列シグマ記号等差数列等比数列累乗の和
2025/7/13