三角形ABCにおいて、点D, Eはそれぞれ辺AB, ACの中点であり、DFとBEは平行である。GはBEとCDの交点である。このとき、DF:GEを求めよ。

幾何学三角形中点連結定理相似メネラウスの定理
2025/7/13

1. 問題の内容

三角形ABCにおいて、点D, Eはそれぞれ辺AB, ACの中点であり、DFとBEは平行である。GはBEとCDの交点である。このとき、DF:GEを求めよ。

2. 解き方の手順

まず、D, EがそれぞれAB, ACの中点であることから、中点連結定理より、DE // BCであり、DE = 12\frac{1}{2}BCである。
また、DF // BEである。
次に、ADF\triangle ADFABE\triangle ABEについて考える。
DAF=BAE\angle DAF = \angle BAE(共通の角)
ADF=ABE\angle ADF = \angle ABE (DF // BEより、同位角)
よって、ADFABE\triangle ADF \sim \triangle ABEである。
相似比はAD:AB = 1:2であるから、
AF:AE = 1:2
したがって、AF = 12\frac{1}{2}AE = 1212\frac{1}{2} \cdot \frac{1}{2}AC = 14\frac{1}{4}AC
ここで、メネラウスの定理をBCE\triangle BCEと直線CDに適用すると、
BDDAAFFCCGGE=1\frac{BD}{DA} \cdot \frac{AF}{FC} \cdot \frac{CG}{GE} = 1
1114ACAC14ACCGGB=1\frac{1}{1} \cdot \frac{\frac{1}{4}AC}{AC - \frac{1}{4}AC} \cdot \frac{CG}{GB} = 1
1114AC34ACCGGE=1\frac{1}{1} \cdot \frac{\frac{1}{4}AC}{\frac{3}{4}AC} \cdot \frac{CG}{GE} = 1
13CGGE=1\frac{1}{3} \cdot \frac{CG}{GE} = 1
CGGE=3\frac{CG}{GE} = 3
次に、CGE\triangle CGEにおいて、DF//GEDF // GEより、CDFCBE\triangle CDF \sim \triangle CBEである。
よって、DFBE=CFCE=34AC12AC=32\frac{DF}{BE} = \frac{CF}{CE} = \frac{\frac{3}{4}AC}{\frac{1}{2}AC} = \frac{3}{2}
したがって、DF=32BEDF = \frac{3}{2}BE
BE=BG+GEBE = BG+GE
メネラウスの定理をACD\triangle ACDと直線BEに適用すると、
AEECCGGDDBBA=1\frac{AE}{EC} \cdot \frac{CG}{GD} \cdot \frac{DB}{BA} = 1
11CGGD12=1\frac{1}{1} \cdot \frac{CG}{GD} \cdot \frac{1}{2} = 1
CGGD=2\frac{CG}{GD} = 2
CG=2GDCG=2GD
GGABC\triangle ABCの中線CD上の点であり、CGGE\frac{CG}{GE}を考えたい。
CDは中線なので重心。中線の交点なので、BG:GE = 2:1, つまり、GE=13\frac{1}{3}BE。
DF = 32\frac{3}{2}AE = 32\frac{3}{2}(BG+GEBG + GE) = 32\frac{3}{2}(2GE+GE2GE+GE) = 32\frac{3}{2}(3GE) = 92GE\frac{9}{2}GE
したがって、DF:GE = 92:1\frac{9}{2}:1 = 9:29:2

3. 最終的な答え

DF:GE = 9:2

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