(4) 行列 $A = \begin{pmatrix} -2 & -1 \\ 2 & 2 \end{pmatrix}$ に対して、$A^2 - 2E_2$ を計算する。ここで、$E_2 = \begin{pmatrix} 1 & 0 \\ 0 & 1 \end{pmatrix}$ は2次の単位行列である。 (5) (4)の行列 $A$ に対して、$A^n$ を求める。(4)の結果をヒントとして利用する。 (6) 行列 $\begin{pmatrix} 1 & 1 & 0 \\ 0 & 1 & 1 \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}$ に対して、$\begin{pmatrix} 1 & 1 & 0 \\ 0 & 1 & 1 \\ 0 & 0 & 1 \end{pmatrix}^n$ を求める。 ヒントとして、一般に $E_3$ を3次単位行列、$B$ を3x3行列(任意)としたとき、$(E_3 + B)^n = E_3 + nB + \frac{n(n-1)}{2}B^2 + \cdots + B^n$ が成り立つことを利用する。
2025/7/13
はい、承知いたしました。問題(4),(5),(6)について順に解いていきます。
1. 問題の内容
(4) 行列 に対して、 を計算する。ここで、 は2次の単位行列である。
(5) (4)の行列 に対して、 を求める。(4)の結果をヒントとして利用する。
(6) 行列 に対して、 を求める。 ヒントとして、一般に を3次単位行列、 を3x3行列(任意)としたとき、 が成り立つことを利用する。
2. 解き方の手順
(4) まず、 を計算する。その後、 を計算し、 を求める。
(5) (4)の結果 より、 がわかる。よって、 である。
一般に、 が偶数のとき、
が奇数のとき、
(6) とおくと、与えられた行列は と表せる。
したがって、 for .
よって、
3. 最終的な答え
(4)
(5) が偶数のとき、
が奇数のとき、
(6)