まず、x2 と x2−2x+1 を簡単にする。 x2=∣x∣ x2−2x+1=(x−1)2=∣x−1∣ したがって、与えられた不等式は以下のように書き換えられる。
∣x∣+∣x−1∣>3x この不等式を解くために、場合分けを行う。
(1) x<0 のとき、 ∣x∣=−x かつ ∣x−1∣=−(x−1)=1−x なので、不等式は −x+1−x>3x x<0 と x<51 の共通部分は x<0。 (2) 0≤x<1 のとき、 ∣x∣=x かつ ∣x−1∣=−(x−1)=1−x なので、不等式は x+1−x>3x 0≤x<1 と x<31 の共通部分は 0≤x<31。 (3) x≥1 のとき、 ∣x∣=x かつ ∣x−1∣=x−1 なので、不等式は x+x−1>3x 2x−1>3x x≥1 と x<−1 の共通部分はない。 したがって、(1), (2), (3) から、不等式の解は
x<0 または 0≤x<31。 これらを合わせると x<31。