まず、正四面体OABCにおいて、Oから平面ABCに下ろした垂線OHの長さを求める。正三角形ABCの中心をHとすると、AHは正三角形ABCの外接円の半径である。正三角形ABCの一辺の長さは2なので、正三角形ABCの面積は43×22=3となる。また、正三角形ABCの外接円の半径は、32である。 次に、三角形OAHにおいて、三平方の定理より、
OH2=OA2−AH2=22−(32)2=4−34=38 よって、OH=38=322=326 三角形OABをOHを軸に回転させると、円錐を2つ繋げたような立体ができる。この立体の体積を求める。OからABに下ろした垂線の足をMとすると、OMは正四面体の高さの半分であるから、OM=22−12=3となる。AM=1であり、MからOHに下ろした垂線の足をNとする。三角形OAMにおいて、回転軸からの距離MNを求める必要がある。∠AOH=θとすると、tanθ=OHAH=26/32/3=21 MN=AM×sin(π/2−θ)。OA×sinθ=AMなので、sinθ=OAAM=21、したがってθ=π/6=30∘なので、cos(θ)=23である。 三角形OABはOHを軸として回転するので、回転体の体積は、線分ABが回転してできる円の半径をr, AB=2とすると、
V=31πr2hから計算される。 このときr=AM=1なので、OM=3、OH=326。 2AB=htan(θ),tan(θ)=1/2, r=1 OH周りで回転する図形の体積は、2つの円錐を組み合わせたものであり、求める体積Vは
V=π(OM2−HM2)∗HM=π(OA2/4)OH=π(3)231OH∗2/3=2/3(π×2/3)π=26π/9