問題は、$\cos 15^\circ$ と $\tan 15^\circ$ の値を求めることです。

幾何学三角比三角関数の加法定理角度
2025/7/13

1. 問題の内容

問題は、cos15\cos 15^\circtan15\tan 15^\circ の値を求めることです。

2. 解き方の手順

(5) cos15\cos 15^\circ の計算
1515^\circ は、453045^\circ - 30^\circ と考えることができます。
cos(AB)=cosAcosB+sinAsinB\cos(A-B) = \cos A \cos B + \sin A \sin B の公式を使うと、
cos15=cos(4530)=cos45cos30+sin45sin30\cos 15^\circ = \cos(45^\circ - 30^\circ) = \cos 45^\circ \cos 30^\circ + \sin 45^\circ \sin 30^\circ
cos45=22\cos 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}cos30=32\cos 30^\circ = \frac{\sqrt{3}}{2}sin45=22\sin 45^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2}sin30=12\sin 30^\circ = \frac{1}{2} なので、
cos15=2232+2212=64+24=6+24\cos 15^\circ = \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{\sqrt{3}}{2} + \frac{\sqrt{2}}{2} \cdot \frac{1}{2} = \frac{\sqrt{6}}{4} + \frac{\sqrt{2}}{4} = \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}
(6) tan15\tan 15^\circ の計算
1515^\circ は、453045^\circ - 30^\circ と考えることができます。
tan(AB)=tanAtanB1+tanAtanB\tan(A-B) = \frac{\tan A - \tan B}{1 + \tan A \tan B} の公式を使うと、
tan15=tan(4530)=tan45tan301+tan45tan30\tan 15^\circ = \tan(45^\circ - 30^\circ) = \frac{\tan 45^\circ - \tan 30^\circ}{1 + \tan 45^\circ \tan 30^\circ}
tan45=1\tan 45^\circ = 1tan30=13=33\tan 30^\circ = \frac{1}{\sqrt{3}} = \frac{\sqrt{3}}{3} なので、
tan15=1331+133=1331+33=333+3\tan 15^\circ = \frac{1 - \frac{\sqrt{3}}{3}}{1 + 1 \cdot \frac{\sqrt{3}}{3}} = \frac{1 - \frac{\sqrt{3}}{3}}{1 + \frac{\sqrt{3}}{3}} = \frac{3 - \sqrt{3}}{3 + \sqrt{3}}
分母を有理化するために、分子と分母に 333 - \sqrt{3} をかけます。
tan15=(33)(33)(3+3)(33)=963+393=12636=23\tan 15^\circ = \frac{(3 - \sqrt{3})(3 - \sqrt{3})}{(3 + \sqrt{3})(3 - \sqrt{3})} = \frac{9 - 6\sqrt{3} + 3}{9 - 3} = \frac{12 - 6\sqrt{3}}{6} = 2 - \sqrt{3}

3. 最終的な答え

cos15=6+24\cos 15^\circ = \frac{\sqrt{6} + \sqrt{2}}{4}
tan15=23\tan 15^\circ = 2 - \sqrt{3}

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