(3) 不等式 $|x-1| < 3$ の解を求め、さらに $|x-1| < 3$ が $x < 4$ であるための条件を答える。 (4) 箱ひげ図から四分位範囲を求め、提示された4つの分析結果のうち、箱ひげ図と矛盾するものを選択する。
2025/7/13
1. 問題の内容
(3) 不等式 の解を求め、さらに が であるための条件を答える。
(4) 箱ひげ図から四分位範囲を求め、提示された4つの分析結果のうち、箱ひげ図と矛盾するものを選択する。
2. 解き方の手順
(3)
まず、不等式 を解く。
絶対値の定義より 。
各辺に1を加えると、 となり、 が解となる。
次に、 が であるための条件を考える。
は と同値である。
ならば は常に成り立つ。
しかし、 でも が常に成り立つわけではない。
したがって、 は であるための十分条件であるが、必要条件ではない。
(4)
箱ひげ図の第1四分位数は24m、第3四分位数は34mである。
四分位範囲は第3四分位数から第1四分位数を引いた値なので、 mとなる。
箱ひげ図から読み取れる情報は以下の通り。
・最小値:18m
・第1四分位数:24m
・中央値:29m
・第3四分位数:34m
・最大値:43m
生徒数は20人である。
1. 15mの生徒はいない。箱ひげ図より、最小値が18mなので正しい。
2. 40m以上の生徒がいる。箱ひげ図より、最大値が43mなので正しい。
3. 半数以上の生徒は29m以上である。中央値が29mなので、半数以上の生徒は29m以上であり正しい。
4. 24m以下の生徒は4人以下である。第1四分位数24m以下には全体の25%が含まれる。20人の25%は5人なので、24m以下の生徒は5人である。したがって誤りである。
3. 最終的な答え
(3) の解は 。したがって、答えは -2 < x < 4。
は であるための十分条件であるが必要条件ではない。したがって、答えは 3。
(4) 四分位範囲は 10 m。
箱ひげ図と矛盾する分析結果は 4。