2次関数 $y = ax^2 + 2ax + b$ において、$-2 \le x \le 2$ の範囲での最大値が8、最小値が-10となるように、定数 $a$ と $b$ の値を定める問題です。ただし、$a < 0$ とします。

代数学二次関数最大値最小値平方完成連立方程式
2025/7/13

1. 問題の内容

2次関数 y=ax2+2ax+by = ax^2 + 2ax + b において、2x2-2 \le x \le 2 の範囲での最大値が8、最小値が-10となるように、定数 aabb の値を定める問題です。ただし、a<0a < 0 とします。

2. 解き方の手順

まず、与えられた2次関数を平方完成します。
y=a(x2+2x)+b=a(x2+2x+11)+b=a(x+1)2a+by = a(x^2 + 2x) + b = a(x^2 + 2x + 1 - 1) + b = a(x+1)^2 - a + b
したがって、この2次関数の頂点は (1,a+b)(-1, -a+b) です。
a<0a < 0 であることから、このグラフは上に凸な放物線です。
定義域 2x2-2 \le x \le 2 の中央の値は x=0x=0 で、頂点 x=1x = -1 は定義域の中央よりも左にあります。
上に凸なグラフであることと、a<0a < 0であることから、最大値は x=1x = -1 のときにとります。つまり、頂点の yy 座標が最大値になります。
したがって、
a+b=8-a + b = 8 ... (1)
最小値は、x=2x = 2 のときにとります。よって、
a(2+1)2a+b=9aa+b=8a+b=10a(2+1)^2 - a + b = 9a - a + b = 8a + b = -10 ... (2)
(1)と(2)の連立方程式を解きます。
(1)より b=a+8b = a + 8
これを(2)に代入すると、
8a+a+8=108a + a + 8 = -10
9a=189a = -18
a=2a = -2
これを(1)に代入すると、
(2)+b=8-(-2) + b = 8
2+b=82 + b = 8
b=6b = 6

3. 最終的な答え

a=2a = -2
b=6b = 6

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