二次関数 $y = x^2 - 4x + 2$ について、定義域 $0 \le x \le a$ (ただし $a > 0$)における、(1) 最小値 $m$ と (2) 最大値 $M$ を求める問題です。

代数学二次関数最大値最小値定義域平方完成
2025/7/13

1. 問題の内容

二次関数 y=x24x+2y = x^2 - 4x + 2 について、定義域 0xa0 \le x \le a (ただし a>0a > 0)における、(1) 最小値 mm と (2) 最大値 MM を求める問題です。

2. 解き方の手順

まず、与えられた二次関数を平方完成します。
y=x24x+2=(x2)22y = x^2 - 4x + 2 = (x-2)^2 - 2
これにより、頂点の座標が (2,2)(2, -2) であることが分かります。
(1) 最小値 mm を求める。
定義域 0xa0 \le x \le a において、二次関数の最小値を考えます。軸 x=2x=2 が定義域に含まれるかどうかが重要です。
* 0<a20 < a \le 2 のとき、定義域の右端 x=ax=a で最小値を取ります。したがって、m=a24a+2m = a^2 - 4a + 2 となります。
* a>2a > 2 のとき、頂点の xx 座標 x=2x=2 が定義域に含まれるため、最小値は頂点の yy 座標、つまり m=2m = -2 となります。
(2) 最大値 MM を求める。
定義域 0xa0 \le x \le a において、二次関数の最大値を考えます。二次関数の軸 x=2x=2 から最も離れた xx の値で最大値を取ります。
* 0<a40 < a \le 4 のとき、最大値は x=0x=0 で取るので、M=024(0)+2=2M=0^2 - 4(0) + 2 = 2となります。
* a>4a > 4 のとき、最大値は x=ax=a で取るので、M=a24a+2M=a^2 - 4a + 2となります。
まとめると、
(1) 最小値mmについて
0<a20<a\le2のとき、m=a24a+2m=a^2-4a+2
a>2a>2のとき、m=2m=-2
(2) 最大値MMについて
0<a40<a\le4のとき、M=2M=2
a>4a>4のとき、M=a24a+2M=a^2-4a+2

3. 最終的な答え

(1) 最小値 mm:
0<a20<a\le2のとき、m=a24a+2m=a^2-4a+2
a>2a>2のとき、m=2m=-2
(2) 最大値 MM:
0<a40<a\le4のとき、M=2M=2
a>4a>4のとき、M=a24a+2M=a^2-4a+2

「代数学」の関連問題

与えられた6つの2次方程式をそれぞれ解きます。 (1) $x^2 = 2x - 1$ (2) $x^2 = -x$ (3) $3x + 10 = x^2$ (4) $x(x+4) = 5$ (5) $...

二次方程式解の公式因数分解
2025/7/13

与えられた5つの2次方程式を解く問題です。 (2) $(x+3)(x-9) = 0$ (4) $x^2 - x - 20 = 0$ (6) $x^2 - 10x + 25 = 0$ (8) $x^2 ...

二次方程式因数分解方程式
2025/7/13

不等式 $2a^2 + 9b^2 \ge 8ab$ を証明する過程の空欄を埋める問題です。

不等式証明平方完成
2025/7/13

与えられた式は、kに関する方程式です。この方程式を解き、kの値を求めることが問題です。方程式は以下の通りです。 $(k+1)x - (2k+3)y - 3k - 5 = 0$

一次方程式連立方程式式変形場合分け
2025/7/13

画像に示された5つの二次方程式をそれぞれ解く問題です。

二次方程式因数分解方程式
2025/7/13

$x$ の2次方程式 $(a-3)x^2 + 2(a+3)x + a + 5 = 0$ が実数解をもつように、定数 $a$ の値の範囲を求めよ。

二次方程式判別式実数解不等式
2025/7/13

与えられた式が $x$ についての恒等式となるように、定数 $a, b, c$ の値を求める問題です。2つの式があります。 (1) $2x^3 + 7x^2 + 9x + a = (x+b)(2x^2...

恒等式多項式の係数比較展開二次式三次式
2025/7/13

与えられた二次方程式を解きます: $(x - 4)(x - 6) = 15$

二次方程式因数分解方程式
2025/7/13

与えられた不等式 $x < 0$ および $x \ge -2$ を数直線上に表現する。範囲の端は、含まない場合は白丸 (○) で、含む場合は黒丸 (●) で区別する。

不等式数直線グラフ
2025/7/13

$x^2 - 12x + 32 = 0$

二次方程式因数分解方程式
2025/7/13