## 問題 (3) の内容
正方形の紙の四隅から1辺が4cmの正方形を切り取り、直方体の容器を作ったところ、容積が196cm³になった。もとの正方形の紙の1辺の長さを求める。
## 解き方の手順
1. もとの正方形の1辺の長さを $x$ cmとする。
2. 四隅から1辺が4cmの正方形を切り取るので、直方体の底面の1辺の長さは $(x - 4 \times 2) = (x - 8)$ cmとなる。
3. 直方体の高さは4cmである。
4. 直方体の容積は、底面積×高さで求められるので、$(x - 8)^2 \times 4 = 196$。
5. この式を解いて$x$を求める。
または
6. $x$は正方形の1辺の長さなので、$x > 8$でなければならない。よって、$x = 15$。
## 最終的な答え
もとの正方形の紙の1辺の長さは15cm。
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## 問題 (4) の内容
横が縦より5cm長い長方形の紙がある。この紙の四隅から1辺が3cmの正方形を切り取り、直方体の容器を作ったところ、容積が108cm³になった。この紙の縦と横の長さを求める。
## 解き方の手順
1. 長方形の縦の長さを $x$ cmとする。横の長さは $(x + 5)$ cmとなる。
2. 四隅から1辺が3cmの正方形を切り取るので、直方体の底面の縦の長さは $(x - 3 \times 2) = (x - 6)$ cm、横の長さは $(x + 5 - 3 \times 2) = (x - 1)$ cmとなる。
3. 直方体の高さは3cmである。
4. 直方体の容積は、底面積×高さで求められるので、$(x - 6)(x - 1) \times 3 = 108$。
5. この式を解いて$x$を求める。
または
6. $x$は長方形の縦の長さなので、$x > 6$でなければならない。よって、$x = 10$。
7. 縦の長さは10cm、横の長さは$10+5=15$cmとなる。
## 最終的な答え
紙の縦の長さは10cm、横の長さは15cm。