1. 問題の内容
関数 の逆関数が、もとの関数と一致するとき、定数 の値を求める問題です。
2. 解き方の手順
関数 の逆関数を求めるために、まず と を入れ替えます。
次に、 について解きます。
したがって、逆関数は となります。
逆関数がもとの関数と一致するためには、以下の式が成り立つ必要があります。
両辺の分子を比較して、
かつ
分母を比較して、
(kは比例定数)
したがって、 が の定数倍となればよい。このとき、元々の関数とその逆関数が等しいと言う条件は、 であることを意味します。
これが に等しいので、
これが任意の で成り立つには、それぞれの係数が0になる必要がある。
関数 の逆関数が元の関数と一致するということは、 であることを意味します。