4種類の数字 $1, 2, 3, 4$ を重複を許して並べて、5桁の整数を作るとき、何個の整数が作れるか。

離散数学組み合わせ順列円順列場合の数
2025/7/13
## 基本44

1. 問題の内容

4種類の数字 1,2,3,41, 2, 3, 4 を重複を許して並べて、5桁の整数を作るとき、何個の整数が作れるか。

2. 解き方の手順

5桁の整数を作るということは、5つの桁それぞれに数字を配置することを考えます。
各桁には、4種類の数字 1,2,3,41, 2, 3, 4 のいずれかを配置することができます。
したがって、各桁には4通りの選択肢があります。
5桁すべてにおいて、4通りの選択肢があるので、組み合わせの総数は 4×4×4×4×44 \times 4 \times 4 \times 4 \times 4 となります。

3. 最終的な答え

45=10244^5 = 1024
## 基本45

1. 問題の内容

5種類の文字A, B, C, D, Eを、重複を許して次の個数だけ1列に並べるとき、何通りの文字列が作れるか。
(1) 3個
(2) 4個

2. 解き方の手順

(1) 3個の文字列の場合
3つの文字それぞれに、5種類の文字A, B, C, D, Eのいずれかを配置することができます。
したがって、各文字には5通りの選択肢があります。
3文字すべてにおいて5通りの選択肢があるので、組み合わせの総数は 5×5×55 \times 5 \times 5 となります。
(2) 4個の文字列の場合
4つの文字それぞれに、5種類の文字A, B, C, D, Eのいずれかを配置することができます。
したがって、各文字には5通りの選択肢があります。
4文字すべてにおいて5通りの選択肢があるので、組み合わせの総数は 5×5×5×55 \times 5 \times 5 \times 5 となります。

3. 最終的な答え

(1) 53=1255^3 = 125 通り
(2) 54=6255^4 = 625 通り
## 練習46

1. 問題の内容

先生2人と生徒8人が円形のテーブルのまわりに座るとき、次のような座り方は何通りあるか。
(1) 先生2人が向かい合う。
(2) 先生2人が隣り合う。

2. 解き方の手順

(1) 先生2人が向かい合う場合
まず、1人の先生の席を固定します。円順列なので、誰か1人の位置を固定して考えるのが基本です。
次に、もう1人の先生は向かい側に座るしかないので、席は1通りに決まります。
残りの8人の生徒は、残りの8席に自由に座ることができます。これは8人の順列なので、8!通りです。
(2) 先生2人が隣り合う場合
まず、先生2人を1つのグループとして考えます。このグループと8人の生徒を合わせて9つの要素を円形に並べるので、(91)!=8!(9-1)! = 8! 通り。
次に、先生2人の並び順は2通りです。
したがって、合計の座り方は 8!×28! \times 2 通りです。

3. 最終的な答え

(1) 8!=403208! = 40320 通り
(2) 8!×2=806408! \times 2 = 80640 通り
## 練習47

1. 問題の内容

A組の生徒6人とB組の生徒6人が輪の形に並ぶとき、A組の生徒とB組の生徒が交互に並ぶような並び方は何通りあるか。

2. 解き方の手順

まず、A組の生徒6人を円形に並べます。これは円順列なので、並び方は (61)!=5!(6-1)! = 5! 通りです。
次に、A組の生徒の間にB組の生徒を並べます。A組の生徒の間は6箇所あり、そこにB組の生徒6人を並べるので、並べ方は 6!6! 通りです。
したがって、合計の並び方は 5!×6!5! \times 6! 通りです。

3. 最終的な答え

5!×6!=120×720=864005! \times 6! = 120 \times 720 = 86400 通り

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