問題53:1から13までの自然数から、異なる数をいくつか選ぶ場合の数を求めます。 (1) 異なる2つの数を選ぶ場合の数を求めます。 (2) 異なる3つの偶数を選ぶ場合の数を求めます。 問題54:正七角形について、次の数を求めます。 (1) 3つの頂点を結んでできる三角形の個数を求めます。 (2) 4つの頂点を結んでできる四角形の個数を求めます。 (3) 2つの頂点を結ぶ線分の本数を求めます。 (4) 対角線の本数を求めます。

離散数学組み合わせ順列組み合わせ論二項係数
2025/7/13

1. 問題の内容

問題53:1から13までの自然数から、異なる数をいくつか選ぶ場合の数を求めます。
(1) 異なる2つの数を選ぶ場合の数を求めます。
(2) 異なる3つの偶数を選ぶ場合の数を求めます。
問題54:正七角形について、次の数を求めます。
(1) 3つの頂点を結んでできる三角形の個数を求めます。
(2) 4つの頂点を結んでできる四角形の個数を求めます。
(3) 2つの頂点を結ぶ線分の本数を求めます。
(4) 対角線の本数を求めます。

2. 解き方の手順

問題53:
(1) 1から13までの13個の自然数の中から、異なる2つの数を選ぶ組み合わせの数を求めます。これは組み合わせの問題なので、13C2_{13}C_2を計算します。
13C2=13!2!(132)!=13!2!11!=13×122×1=13×6=78_{13}C_2 = \frac{13!}{2!(13-2)!} = \frac{13!}{2!11!} = \frac{13 \times 12}{2 \times 1} = 13 \times 6 = 78
(2) 1から13までの自然数に含まれる偶数は、2, 4, 6, 8, 10, 12の6個です。この6個の偶数の中から、異なる3つの数を選ぶ組み合わせの数を求めます。これも組み合わせの問題なので、 6C3_6C_3 を計算します。
6C3=6!3!(63)!=6!3!3!=6×5×43×2×1=20_6C_3 = \frac{6!}{3!(6-3)!} = \frac{6!}{3!3!} = \frac{6 \times 5 \times 4}{3 \times 2 \times 1} = 20
問題54:
(1) 正七角形の7個の頂点から、異なる3つの頂点を選ぶと三角形ができます。これは組み合わせの問題なので、7C3_{7}C_3を計算します。
7C3=7!3!(73)!=7!3!4!=7×6×53×2×1=7×5=35_{7}C_3 = \frac{7!}{3!(7-3)!} = \frac{7!}{3!4!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 7 \times 5 = 35
(2) 正七角形の7個の頂点から、異なる4つの頂点を選ぶと四角形ができます。これは組み合わせの問題なので、7C4_{7}C_4を計算します。
7C4=7!4!(74)!=7!4!3!=7×6×53×2×1=7×5=35_{7}C_4 = \frac{7!}{4!(7-4)!} = \frac{7!}{4!3!} = \frac{7 \times 6 \times 5}{3 \times 2 \times 1} = 7 \times 5 = 35
(3) 正七角形の7個の頂点から、2つの頂点を選ぶと線分ができます。これは組み合わせの問題なので、7C2_{7}C_2を計算します。
7C2=7!2!(72)!=7!2!5!=7×62×1=7×3=21_{7}C_2 = \frac{7!}{2!(7-2)!} = \frac{7!}{2!5!} = \frac{7 \times 6}{2 \times 1} = 7 \times 3 = 21
(4) 対角線の本数は、線分の本数から辺の本数を引くことで求められます。正七角形なので辺は7本あります。よって、対角線の本数は 217=1421 - 7 = 14 本です。

3. 最終的な答え

問題53:
(1) 78
(2) 20
問題54:
(1) 35
(2) 35
(3) 21
(4) 14

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