$z = 4 \arctan{\frac{y}{x}}$ の点 $(1, -1, -\pi)$ における接平面の方程式を求める。

解析学偏微分接平面多変数関数逆正接関数
2025/7/14

1. 問題の内容

z=4arctanyxz = 4 \arctan{\frac{y}{x}} の点 (1,1,π)(1, -1, -\pi) における接平面の方程式を求める。

2. 解き方の手順

まず、f(x,y)=4arctanyxf(x, y) = 4 \arctan{\frac{y}{x}} とおく。
接平面の方程式は、
zz0=fx(x0,y0)(xx0)+fy(x0,y0)(yy0)z - z_0 = f_x(x_0, y_0)(x - x_0) + f_y(x_0, y_0)(y - y_0)
で与えられる。
ここで、(x0,y0,z0)=(1,1,π)(x_0, y_0, z_0) = (1, -1, -\pi) である。
まず、fxf_xfyf_y を計算する。
fx=411+(yx)2(yx2)=4yx2+y2f_x = 4 \cdot \frac{1}{1 + (\frac{y}{x})^2} \cdot (-\frac{y}{x^2}) = \frac{-4y}{x^2 + y^2}
fy=411+(yx)2(1x)=4xx2+y2f_y = 4 \cdot \frac{1}{1 + (\frac{y}{x})^2} \cdot (\frac{1}{x}) = \frac{4x}{x^2 + y^2}
次に、(x0,y0)=(1,1)(x_0, y_0) = (1, -1) における fxf_xfyf_y の値を計算する。
fx(1,1)=4(1)12+(1)2=42=2f_x(1, -1) = \frac{-4(-1)}{1^2 + (-1)^2} = \frac{4}{2} = 2
fy(1,1)=4(1)12+(1)2=42=2f_y(1, -1) = \frac{4(1)}{1^2 + (-1)^2} = \frac{4}{2} = 2
したがって、接平面の方程式は、
z(π)=2(x1)+2(y(1))z - (-\pi) = 2(x - 1) + 2(y - (-1))
z+π=2x2+2y+2z + \pi = 2x - 2 + 2y + 2
z+π=2x+2yz + \pi = 2x + 2y
2x+2yz=π2x + 2y - z = \pi

3. 最終的な答え

2x+2yz=π2x + 2y - z = \pi

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