高校生500人を対象としたスポーツに関する調査の結果が与えられています。 (1) サッカー経験者でサッカー好きと答えた人数が340人、サッカー未経験者でサッカー嫌いと答えた人数を求める。 (2) サッカーとテニス両方未経験の人数が70人、サッカーとテニス両方経験済みの人数を求める。 (3) サッカーとテニス両方嫌いと答えた人数が50人、サッカーまたはテニスの一方のみを好きと答えた人数を求める。

確率論・統計学集合場合の数アンケート調査クロス集計
2025/7/14

1. 問題の内容

高校生500人を対象としたスポーツに関する調査の結果が与えられています。
(1) サッカー経験者でサッカー好きと答えた人数が340人、サッカー未経験者でサッカー嫌いと答えた人数を求める。
(2) サッカーとテニス両方未経験の人数が70人、サッカーとテニス両方経験済みの人数を求める。
(3) サッカーとテニス両方嫌いと答えた人数が50人、サッカーまたはテニスの一方のみを好きと答えた人数を求める。

2. 解き方の手順

(1)
サッカーをしたことがない人は120人であり、そのうちサッカーを嫌いだと答えた人数を求める問題です。
サッカー経験者(380人)のうち好きと答えた人が340人なので、サッカー経験者で嫌いと答えた人は 380340=40380 - 340 = 40 人です。
サッカーが嫌いな人は全体で90人なので、サッカー未経験者で嫌いな人は 9040=5090 - 40 = 50 人です。
(2)
サッカーをしたことがある人は380人、テニスをしたことがある人は230人です。
サッカーもテニスもしたことがない人は70人なので、サッカーまたはテニスをしたことがある人は 50070=430500 - 70 = 430 人です。
サッカーまたはテニスをしたことがある人数は、380+230x=430380 + 230 - x = 430 となります。ここで、xxはサッカーとテニスの両方をしたことがある人の数です。
610x=430610 - x = 430
x=610430=180x = 610 - 430 = 180 人です。
(3)
サッカーもテニスも両方嫌いな人が50人います。
サッカーが好きな人は 50090=410500 - 90 = 410 人、テニスが好きな人は 500380=120500 - 380 = 120 人います。
サッカーまたはテニスが好きな人の数をAAとします。
サッカーもテニスも両方嫌いな人が50人なので、A=50050=450A = 500 - 50 = 450 人です。
また、サッカーまたはテニスが好きな人は、サッカーが好きな人 + テニスが好きな人 - 両方好きな人 で求められるので、
A=410+120xA = 410 + 120 - x となります。ここで、xxはサッカーもテニスも好きな人の人数です。
450=530x450 = 530 - x
x=530450=80x = 530 - 450 = 80 人です。
サッカーだけ好きな人は 41080=330410 - 80 = 330 人、テニスだけ好きな人は 12080=40120 - 80 = 40 人です。
したがって、サッカーまたはテニスの一方だけを好きと答えた人は 330+40=370330 + 40 = 370 人ではなく、問題文に両方嫌いな人の人数が与えられていることから考えると、以下のように考えられます。
サッカー好きは410人、テニス好きは120人です。両方好きな人は上で計算した通り80人です。両方嫌いな人は50人です。
全体500人から、両方嫌いな人50人を引いて450人。
450人から、両方好きな人80人を引くと、一方のみが好きな人は370人になります。

3. 最終的な答え

(1) 50人
(2) 180人
(3) 370人

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