濃度10%の食塩水が1000gある。この食塩水から100gを捨て、同じ量の水を加える操作を5回繰り返したとき、残った食塩水の濃度はおよそ何%になるか。また、捨てた100gの食塩水に含まれていた塩は何gか。

算数濃度食塩水割合計算
2025/7/14

1. 問題の内容

濃度10%の食塩水が1000gある。この食塩水から100gを捨て、同じ量の水を加える操作を5回繰り返したとき、残った食塩水の濃度はおよそ何%になるか。また、捨てた100gの食塩水に含まれていた塩は何gか。

2. 解き方の手順

(1) 最初の食塩水に含まれる塩の量を計算する。
食塩水の濃度は10%なので、塩の量は 1000×0.10=1001000 \times 0.10 = 100 g。
(2) 1回目の操作後について考える。
100gの食塩水を捨てることで、残りの食塩水は900gになる。この900gの食塩水に含まれる塩の量は変わらず100g。
その後、100gの水を加えるので、食塩水の量は再び1000gになる。
このときの食塩水の濃度は、1001000×100=10\frac{100}{1000} \times 100 = 10%。
1回目の操作後の食塩水の濃度を計算する。
食塩水1000gのうち100gを捨てたので、残った食塩水の量は900g。
残った食塩水に含まれる塩の量は 100×9001000=90100 \times \frac{900}{1000} = 90 g。
100gの水を加えるので、食塩水の量は1000gに戻る。
1回目の操作後の食塩水の濃度は 901000×100=9\frac{90}{1000} \times 100 = 9 %。
(3) 同様の操作を5回繰り返す。
1回の操作で、食塩水の量は常に1000g。塩の量は、操作ごとに0.9倍になる。
5回の操作後、残った塩の量は 100×(0.9)5=100×0.59049=59.049100 \times (0.9)^5 = 100 \times 0.59049 = 59.049 g。
したがって、5回の操作後の食塩水の濃度は 59.0491000×1005.9\frac{59.049}{1000} \times 100 \approx 5.9 %。
(4) 捨てた100gの食塩水に含まれていた塩の量を計算する。
最初にあった食塩水から100g捨てたときに含まれていた塩の量は、
1000g10%=100g1000g * 10\% = 100g が塩の量なので、100g100g/1000g=10g100g * 100g/1000g = 10g

3. 最終的な答え

5回繰り返した後の食塩水の濃度は約5.9%。
捨てた100gの食塩水に含まれていた塩は10g。

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