1. 問題の内容
与えられた複数の行列式の値を計算する問題です。行列式のサイズは2x2、3x3、4x4、5x5です。
2. 解き方の手順
それぞれの行列式について、定義に従って計算します。
* 2x2行列式:
* 3x3行列式:
または、サラスの公式を用いる。
* 4x4以上の行列式:
行列式の性質を利用して行や列を操作し、計算を簡単にする。もしくは、余因子展開を用いる。
各行列式について個別に計算していきます。
1. $\begin{vmatrix} 2 & 4 \\ 1 & 3 \end{vmatrix} = (2)(3) - (4)(1) = 6 - 4 = 2$
2. $\begin{vmatrix} -6 & 2 & -1 \\ 3 & -3 & 3 \\ 6 & 1 & -2 \end{vmatrix} = -6((-3)(-2) - (3)(1)) - 2((3)(-2) - (3)(6)) + (-1)((3)(1) - (-3)(6)) = -6(6 - 3) - 2(-6 - 18) - (3 + 18) = -6(3) - 2(-24) - 21 = -18 + 48 - 21 = 9$
3. $\begin{vmatrix} 9 & 3 & -2 & 2 \\ 6 & 2 & 0 & 2 \\ 12 & 8 & -4 & 5 \\ 6 & 2 & -2 & 2 \end{vmatrix}$
2行目の2倍を4行目から引くと、4行目は (6-12, 2-4, -2-0, 2-4) = (-6, -2, -2, -2) となります。
また、1行目の2倍を3行目から引くと、3行目は (12-18, 8-6, -4+4, 5-4) = (-6, 2, 0, 1)
ここで、2列目が他の列の定数倍になっていないか確認します。特に、1行目と4行目を比較すると、それぞれ定数倍の関係になっていません。
しかし、1列目は4列目の3倍に近いです。
計算を容易にするために、2行目から2をくくりだすことを考えると、1/2の値になる。計算は複雑になるため、行列式の性質から0になることを見抜くほうが簡単です。
1行目の2倍を3行目から引くと
ここで、2列目の-1倍を2列目に足すと、すべての2列目が0になり、行列式の値は0です。これは正しくありません。
与えられた4x4行列の1列目と3列目、そして2列目と4列目の差を考えると、元の行列式は0になります。これは、2列目の2倍を4列目から引くと、2行目が(6 2 0 2)なので、4行目が0になるため、行列式の値は0になります。