数列 $\{a_n\}$ が $p, q, p, q, \dots$ というように $p$ と $q$ が交互に並ぶ数列であるとき、一般項 $a_n$ を $p$ と $q$ を用いた式で表す。

代数学数列一般項場合分け三角関数
2025/7/14

1. 問題の内容

数列 {an}\{a_n\}p,q,p,q,p, q, p, q, \dots というように ppqq が交互に並ぶ数列であるとき、一般項 ana_nppqq を用いた式で表す。

2. 解き方の手順

数列 {an}\{a_n\} の項は、奇数番目の項が pp、偶数番目の項が qq となっています。
したがって、nn が奇数のとき an=pa_n = pnn が偶数のとき an=qa_n = q となります。
これを一般項として表すために、場合分けを利用します。
nn が奇数のとき、n=2k1n = 2k-1 (kk は自然数) と表せるので、
a2k1=pa_{2k-1} = p
nn が偶数のとき、n=2kn = 2k (kk は自然数) と表せるので、
a2k=qa_{2k} = q
これを一つの式で表すために、次のように記述できます。
an={p(n が奇数のとき)q(n が偶数のとき)a_n = \begin{cases} p & (n \text{ が奇数のとき}) \\ q & (n \text{ が偶数のとき}) \end{cases}
または、三角関数を用いると以下のようにも表すことができます。
an=p+q2+pq2(1)n+1a_n = \frac{p+q}{2} + \frac{p-q}{2}(-1)^{n+1}

3. 最終的な答え

an={p(n が奇数のとき)q(n が偶数のとき)a_n = \begin{cases} p & (n \text{ が奇数のとき}) \\ q & (n \text{ が偶数のとき}) \end{cases}
または
an=p+q2+pq2(1)n+1a_n = \frac{p+q}{2} + \frac{p-q}{2}(-1)^{n+1}

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