放物線 $y = x^2 + bx + c$ を $x$ 軸方向に $-2$, $y$ 軸方向に $5$ 平行移動した放物線の頂点が $(0, 2)$ であるとき、定数 $b, c$ の値を求めよ。

代数学二次関数平行移動頂点平方完成
2025/7/14
はい、承知いたしました。画像に写っている4つの数学の問題のうち、今回は8番の問題を解きます。

1. 問題の内容

放物線 y=x2+bx+cy = x^2 + bx + cxx 軸方向に 2-2, yy 軸方向に 55 平行移動した放物線の頂点が (0,2)(0, 2) であるとき、定数 b,cb, c の値を求めよ。

2. 解き方の手順

まず、y=x2+bx+cy = x^2 + bx + c を平行移動した後の式を求めます。xx 軸方向に 2-2 平行移動するということは、xxx+2x + 2 に置き換えることを意味し、yy 軸方向に 55 平行移動するということは、yyy5y - 5 に置き換えることを意味します。したがって、平行移動後の式は次のようになります。
y5=(x+2)2+b(x+2)+cy - 5 = (x + 2)^2 + b(x + 2) + c
y=(x+2)2+b(x+2)+c+5y = (x + 2)^2 + b(x + 2) + c + 5
これを展開して整理します。
y=x2+4x+4+bx+2b+c+5y = x^2 + 4x + 4 + bx + 2b + c + 5
y=x2+(4+b)x+(9+2b+c)y = x^2 + (4 + b)x + (9 + 2b + c)
この放物線の頂点の xx 座標は、平方完成をすることで求めることができますが、ここでは放物線 y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c の軸が x=b2ax = -\frac{b}{2a} であることを利用します。今回の場合は、a=1a = 1 であり、xx 座標が 00 であることから、次の式が成り立ちます。
4+b2=0-\frac{4 + b}{2} = 0
4+b=04 + b = 0
b=4b = -4
これで、bb の値が求まりました。次に、b=4b = -4y=x2+(4+b)x+(9+2b+c)y = x^2 + (4 + b)x + (9 + 2b + c) に代入します。
y=x2+(44)x+(9+2(4)+c)y = x^2 + (4 - 4)x + (9 + 2(-4) + c)
y=x2+(98+c)y = x^2 + (9 - 8 + c)
y=x2+(1+c)y = x^2 + (1 + c)
この放物線の頂点の yy 座標は 22 であることから、次の式が成り立ちます。
1+c=21 + c = 2
c=1c = 1
これで、cc の値が求まりました。

3. 最終的な答え

b=4b = -4
c=1c = 1

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