この微分方程式は1階線形微分方程式なので、積分因子を求めることで解くことができる。
ステップ1:積分因子を求める。
微分方程式を y′+p(t)y=q(t) の形にすると、p(t)=−1、q(t)=t となる。積分因子 μ(t) は、 μ(t)=e∫p(t)dt=e∫−1dt=e−t となる。
ステップ2:微分方程式の両辺に積分因子をかける。
e−ty′−e−ty=te−t ステップ3:左辺を積の微分としてまとめる。
dtd(e−ty)=te−t ステップ4:両辺を積分する。
∫dtd(e−ty)dt=∫te−tdt e−ty=∫te−tdt ステップ5:右辺を部分積分する。
∫te−tdt=−te−t−∫(−e−t)dt=−te−t−e−t+C したがって、
e−ty=−te−t−e−t+C ステップ6:y(t) について解く。 y(t)=−t−1+Cet ステップ7:初期条件 y(0)=0 を用いて積分定数 C を求める。 y(0)=−0−1+Ce0=−1+C=0 ステップ8:解を求める。
y(t)=−t−1+et