格子状の道路網において、A地点からB地点まで最短経路で行く場合の数を求める問題です。 (1) A地点からB地点へ行く場合の総数を求めます。 (2) 途中でC地点とD地点の両方を通る場合の数を求めます。

確率論・統計学組み合わせ最短経路場合の数順列
2025/7/14

1. 問題の内容

格子状の道路網において、A地点からB地点まで最短経路で行く場合の数を求める問題です。
(1) A地点からB地点へ行く場合の総数を求めます。
(2) 途中でC地点とD地点の両方を通る場合の数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) A地点からB地点へ行く場合の総数
A地点からB地点へ行くには、右に6回、上に4回移動する必要があります。
したがって、合計10回の移動のうち、右方向への移動6回の選び方を考えればよいです。
これは、10個の場所から6個を選ぶ組み合わせの数なので、
10C6_{10}C_6で計算できます。
10C6=10!6!4!=10×9×8×74×3×2×1=10×3×7=210_{10}C_6 = \frac{10!}{6!4!} = \frac{10 \times 9 \times 8 \times 7}{4 \times 3 \times 2 \times 1} = 10 \times 3 \times 7 = 210
(2) 途中でC, D両地点を通る場合
まず、A地点からC地点へ行く経路の数を考えます。
C地点へ行くには、右に1回、上に1回移動する必要があります。
したがって、合計2回の移動のうち、右方向への移動1回の選び方を考えればよいので、
2C1=2!1!1!=2_2C_1 = \frac{2!}{1!1!} = 2通りです。
次に、C地点からD地点へ行く経路の数を考えます。
D地点へ行くには、右に1回、上に1回移動する必要があります。
したがって、合計2回の移動のうち、右方向への移動1回の選び方を考えればよいので、
2C1=2!1!1!=2_2C_1 = \frac{2!}{1!1!} = 2通りです。
次に、D地点からB地点へ行く経路の数を考えます。
B地点へ行くには、右に4回、上に2回移動する必要があります。
したがって、合計6回の移動のうち、右方向への移動4回の選び方を考えればよいので、
6C4=6!4!2!=6×52×1=15_6C_4 = \frac{6!}{4!2!} = \frac{6 \times 5}{2 \times 1} = 15通りです。
したがって、A地点からC地点を経由し、C地点からD地点を経由し、D地点からB地点へ行く経路の数は、
2×2×15=602 \times 2 \times 15 = 60通りです。

3. 最終的な答え

(1) 210通り
(2) 60通り

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