3点 $O(0,0), A(x_1, y_1), B(x_2, y_2)$ を頂点とする三角形の面積 $S$ を求める問題で、直線 $OA$ の方程式、線分 $OA$ の長さ、点 $B$ と直線 $OA$ の距離(高さ $h$)、三角形の面積 $S$ を、それぞれ $A, B, C, D$ の記号で表す式を求める。さらに、3点 $A(-4,3), B(-1, 2), C(3, -1)$ を頂点とする三角形の面積 $S$ を求める。 また、会話文の空欄アからクに当てはまる数字・記号を答える。

幾何学三角形面積座標平面点の距離直線の距離平行移動
2025/7/14

1. 問題の内容

3点 O(0,0),A(x1,y1),B(x2,y2)O(0,0), A(x_1, y_1), B(x_2, y_2) を頂点とする三角形の面積 SS を求める問題で、直線 OAOA の方程式、線分 OAOA の長さ、点 BB と直線 OAOA の距離(高さ hh)、三角形の面積 SS を、それぞれ A,B,C,DA, B, C, D の記号で表す式を求める。さらに、3点 A(4,3),B(1,2),C(3,1)A(-4,3), B(-1, 2), C(3, -1) を頂点とする三角形の面積 SS を求める。
また、会話文の空欄アからクに当てはまる数字・記号を答える。

2. 解き方の手順

まず、3点 O(0,0),A(x1,y1),B(x2,y2)O(0,0), A(x_1, y_1), B(x_2, y_2) を頂点とする三角形の面積 SS を求める。
* 直線 OAOA の方程式は y=y1x1xy = \frac{y_1}{x_1}x 、つまり y1xx1y=0y_1x - x_1y = 0。したがって A=y1xx1yA = y_1x - x_1y
* 線分 OAOA の長さは OA=x12+y12OA = \sqrt{x_1^2 + y_1^2}。したがって B=x12+y12B = \sqrt{x_1^2 + y_1^2}
* 点 B(x2,y2)B(x_2, y_2) と直線 OAOA の距離(高さ)hh は、点と直線の距離の公式より h=y1x2x1y2x12+y12h = \frac{|y_1x_2 - x_1y_2|}{\sqrt{x_1^2 + y_1^2}}。したがって C=y1x2x1y2x12+y12C = \frac{|y_1x_2 - x_1y_2|}{\sqrt{x_1^2 + y_1^2}}
* 三角形の面積 SSS=12×OA×h=12x1y2x2y1S = \frac{1}{2} \times OA \times h = \frac{1}{2}|x_1y_2 - x_2y_1|。したがって D=12x1y2x2y1D = \frac{1}{2}|x_1y_2 - x_2y_1|
次に、3点 A(4,3),B(1,2),C(3,1)A(-4,3), B(-1, 2), C(3, -1) を頂点とする三角形の面積 SS を求める。
A(4,3)A(-4, 3) が原点に来るように平行移動するため、BBCC をそれぞれ同じように平行移動すると、B(1+4,23)=B(3,1)B'(-1+4, 2-3) = B'(3, -1)C(3+4,13)=C(7,4)C'(3+4, -1-3) = C'(7, -4) となる。
したがって、x1=3,y1=1,x2=7,y2=4x_1 = 3, y_1 = -1, x_2 = 7, y_2 = -4S=12x1y2x2y1S = \frac{1}{2}|x_1y_2 - x_2y_1| に代入すると、
S=123×(4)7×(1)=1212+7=125=52S = \frac{1}{2}|3 \times (-4) - 7 \times (-1)| = \frac{1}{2}|-12 + 7| = \frac{1}{2}|-5| = \frac{5}{2}
最後に、会話文の空欄を埋める。
ア:3, イ:-1, ウ:7, エ:7, オ:-4, カ:2, キ:\frac{5}{2}, ク:x7

3. 最終的な答え

A: y1xx1yy_1x - x_1y
B: x12+y12\sqrt{x_1^2 + y_1^2}
C: y1x2x1y2x12+y12\frac{|y_1x_2 - x_1y_2|}{\sqrt{x_1^2 + y_1^2}}
D: 12x1y2x2y1\frac{1}{2}|x_1y_2 - x_2y_1|
三角形の面積S: 52\frac{5}{2}
ア:3, イ:-1, ウ:7, エ:7, オ:-4, カ:2, キ:\frac{5}{2}, ク:x7

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