ド・モルガンの法則は、一般に2つの集合に対して以下のように定義される。
A∪B=A∩B A∩B=A∪B これらの法則を繰り返し適用することで、3つ以上の集合に対するド・モルガンの法則を導出できる。
(1) A∪B∪C=(A∪B)∪C と変形する。 次に、2つの集合に対するド・モルガンの法則を適用して、
(A∪B)∪C=(A∪B)∩C を得る。 さらに、(A∪B)にド・モルガンの法則を適用して、 (A∪B)=A∩B となる。 よって、A∪B∪C=(A∩B)∩C=A∩B∩C が証明された。 (2) A∩B∩C=(A∩B)∩C と変形する。 次に、2つの集合に対するド・モルガンの法則を適用して、
(A∩B)∩C=(A∩B)∪C を得る。 さらに、(A∩B)にド・モルガンの法則を適用して、 (A∩B)=A∪B となる。 よって、A∩B∩C=(A∪B)∪C=A∪B∪C が証明された。