与えられた等式 $nCr = n-1Cr-1 + n-1Cr$ が成り立つことを、組合せの考え方を用いて説明する。$n$個から$r$個取る組合せの総数 $nCr$を、取り出した$r$個の中に特定の1個を含む場合と、含まない場合に分けて考える。
2025/7/15
1. 問題の内容
与えられた等式 が成り立つことを、組合せの考え方を用いて説明する。個から個取る組合せの総数 を、取り出した個の中に特定の1個を含む場合と、含まない場合に分けて考える。
2. 解き方の手順
組合せの考え方を用いる。個のものから個を選ぶことを考える。ここで、個の中の特定の1個をと呼ぶことにする。
* **を含む場合:**
個の中にが必ず含まれる場合、残りの個は、以外の個から選ぶ必要がある。したがって、この場合の選び方は 通りである。
* **を含まない場合:**
個の中にが全く含まれない場合、個すべてを以外の個から選ぶ必要がある。したがって、この場合の選び方は 通りである。
個から個を選ぶすべての場合の数は であり、これは を含む場合と含まない場合に尽くされる。したがって、 は、 を含む場合の数と を含まない場合の数の和に等しくなる。