絶対値を含む方程式を解くには、絶対値の中身が正か負かで場合分けする必要があります。
まず、∣x∣ については、x≥0 のとき ∣x∣=x、x<0 のとき ∣x∣=−x です。 次に、∣x−4∣ については、x−4≥0、つまり x≥4 のとき ∣x−4∣=x−4、x−4<0、つまり x<4 のとき ∣x−4∣=−(x−4)=4−x です。 したがって、場合分けは以下のようになります。
∣x∣=−x かつ ∣x−4∣=4−x なので、方程式は −x+(4−x)=x+2 となります。 整理すると、−2x+4=x+2。 3x=2 となり、x=32 となります。 しかし、x<0 という条件に反するので、この範囲に解はありません。 (2) 0≤x<4 のとき: ∣x∣=x かつ ∣x−4∣=4−x なので、方程式は x+(4−x)=x+2 となります。 x=2 となり、これは 0≤x<4 の範囲を満たします。したがって、x=2 は解の一つです。 ∣x∣=x かつ ∣x−4∣=x−4 なので、方程式は x+(x−4)=x+2 となります。 整理すると、2x−4=x+2。 x=6 となり、これは x≥4 の範囲を満たします。したがって、x=6 は解の一つです。