サイコロの目が1から6なので、賞金は200円, 400円, 600円, 800円, 1000円, 1200円である。参加費が500円なので、得られるお金$X$は-300円, -100円, 100円, 300円, 500円, 700円となる。

確率論・統計学確率変数期待値分散サイコロ確率分布
2025/7/15
## 問題1の内容
1から6の目が等しい確率で出るサイコロを投げ、出た目 ×\times 200円が賞金としてもらえる。ただし、1回サイコロを投げるのに500円の参加費が必要である。このゲームで得られるお金(賞金 - 参加費)を確率変数XXとするとき、XXの分散V[X]V[X]を求める。
## 解き方の手順

1. 確率変数$X$の取りうる値を求める。

サイコロの目が1から6なので、賞金は200円, 400円, 600円, 800円, 1000円, 1200円である。参加費が500円なので、得られるお金XXは-300円, -100円, 100円, 300円, 500円, 700円となる。

2. 確率変数$X$の期待値$E[X]$を求める。

各目の出る確率は16\frac{1}{6}なので、XXの期待値は、
E[X]=16(300)+16(100)+16(100)+16(300)+16(500)+16(700)E[X] = \frac{1}{6}(-300) + \frac{1}{6}(-100) + \frac{1}{6}(100) + \frac{1}{6}(300) + \frac{1}{6}(500) + \frac{1}{6}(700)
E[X]=16(300100+100+300+500+700)E[X] = \frac{1}{6}(-300 - 100 + 100 + 300 + 500 + 700)
E[X]=16(1200)=200E[X] = \frac{1}{6}(1200) = 200

3. 確率変数$X^2$の期待値$E[X^2]$を求める。

E[X2]=16(300)2+16(100)2+16(100)2+16(300)2+16(500)2+16(700)2E[X^2] = \frac{1}{6}(-300)^2 + \frac{1}{6}(-100)^2 + \frac{1}{6}(100)^2 + \frac{1}{6}(300)^2 + \frac{1}{6}(500)^2 + \frac{1}{6}(700)^2
E[X2]=16(90000+10000+10000+90000+250000+490000)E[X^2] = \frac{1}{6}(90000 + 10000 + 10000 + 90000 + 250000 + 490000)
E[X2]=16(940000)=4700003E[X^2] = \frac{1}{6}(940000) = \frac{470000}{3}

4. 分散$V[X]$を求める。

分散の公式 V[X]=E[X2](E[X])2V[X] = E[X^2] - (E[X])^2 を用いる。
V[X]=4700003(200)2V[X] = \frac{470000}{3} - (200)^2
V[X]=470000340000V[X] = \frac{470000}{3} - 40000
V[X]=4700001200003V[X] = \frac{470000 - 120000}{3}
V[X]=3500003V[X] = \frac{350000}{3}
## 最終的な答え
3500003\frac{350000}{3}

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