数列 $1, 2, 1, 2, 3, 2, 1, 2, 3, 4, 3, 2, 1, 2, 3, 4, 5, 4, 3, 2, 1, 2, \dots$ の第 $n$ 項を $a_n$ とします。 (1) $a_n = 1$ となる $n$ を小さい順に並べてできる数列 $1, 3, 7, 13, 21, \dots$ の第 $k$ 項を $b_k$ とするとき、$b_k$ を求めます。 (2) $a_{1000}$ の値を求めます。 (3) $\sum_{n=1}^{b_k} a_n$ を求めます。
2025/7/15
1. 問題の内容
数列 の第 項を とします。
(1) となる を小さい順に並べてできる数列 の第 項を とするとき、 を求めます。
(2) の値を求めます。
(3) を求めます。
2. 解き方の手順
(1) 数列 の階差数列を考えると、 となります。
この階差数列の一般項は です。
したがって、 は
となります。
(2) 数列 の周期を考えます。それぞれの区間は長さが であり、区間の長さの和は 区間までで となります。 となる番号の数列 を用います。
を満たす を求めます。
に近い整数を考えると、 のとき、 であり、 です。したがって、 となります。
なので、 は 45 番目の区間の 10 番目です。
45 番目の区間は なので、10 番目の数は です。ただし、区間長が45なので、45番目の区間は と進むため、もし であれば です。
であるので、 となります。
(3) を求めます。
と置きます。数列 の区間の長さは となります。
したがって、 であると考えられますが、これは誤りです。 でした。
を求めるために、数列 を区間ごとに分けて考えます。 番目の区間までの長さの総和は です。 なので、 までには より短い長さの区間も含まれています。
3. 最終的な答え
(1)
(2)
(3)