ある財の供給関数が $x = \frac{1}{5}P - 100$ で与えられているとき、市場供給量が300の際の供給の価格弾力性を求めます。

応用数学経済学供給需要価格弾力性微分
2025/7/15
## 問題1

1. 問題の内容

ある財の供給関数が x=15P100x = \frac{1}{5}P - 100 で与えられているとき、市場供給量が300の際の供給の価格弾力性を求めます。

2. 解き方の手順

まず、供給関数から価格 PP を供給量 xx の関数として表します。
x=15P100x = \frac{1}{5}P - 100 より、
15P=x+100\frac{1}{5}P = x + 100
P=5x+500P = 5x + 500
次に、供給の価格弾力性 EE を計算します。
供給の価格弾力性は以下の式で定義されます。
E=dPdxxPE = \frac{dP}{dx} \frac{x}{P}
ここで、dPdx \frac{dP}{dx} は価格の供給量に対する微分であり、上記の PP の式から、dPdx=5 \frac{dP}{dx} = 5 となります。
市場供給量が300のとき、P=5(300)+500=1500+500=2000P = 5(300) + 500 = 1500 + 500 = 2000 となります。
したがって、価格弾力性 EE は、
E=5×3002000=5×320=1520=34=0.75E = 5 \times \frac{300}{2000} = 5 \times \frac{3}{20} = \frac{15}{20} = \frac{3}{4} = 0.75

3. 最終的な答え

供給の価格弾力性は0.75です。
## 問題2

1. 問題の内容

ある財の需要曲線が D=10P+1000D = -10P + 1000、供給曲線が S=40PS = 40P で与えられているとき、市場均衡における供給の価格弾力性を求めます。

2. 解き方の手順

まず、市場均衡点を求めます。市場均衡点では、需要と供給が一致するので、D=SD = S となります。
10P+1000=40P-10P + 1000 = 40P
1000=50P1000 = 50P
P=20P = 20
均衡価格は P=20P = 20 です。
このとき、供給量は S=40(20)=800S = 40(20) = 800 です。
したがって、均衡点は (P,S)=(20,800)(P, S) = (20, 800) です。
次に、供給の価格弾力性 EE を計算します。
供給曲線は S=40PS = 40P なので、P=140SP = \frac{1}{40}S と表せます。
供給の価格弾力性は以下の式で定義されます。
E=dSdPPSE = \frac{dS}{dP} \frac{P}{S}
ここで、dSdP \frac{dS}{dP} は供給量の価格に対する微分であり、供給曲線 S=40PS=40P から、dSdP=40 \frac{dS}{dP} = 40 となります。
したがって、価格弾力性 EE は、
E=40×20800=40×140=1E = 40 \times \frac{20}{800} = 40 \times \frac{1}{40} = 1

3. 最終的な答え

供給の価格弾力性は1です。

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