3人でじゃんけんを1回するとき、 (1) 1人だけが勝つ確率 (2) ちょうど2人が勝つ確率 (3) あいこになる確率 をそれぞれ求める問題です。ただし、それぞれがグー、チョキ、パーを出す確率は同様に確からしいものとします。

確率論・統計学確率場合の数じゃんけん確率計算
2025/7/15

1. 問題の内容

3人でじゃんけんを1回するとき、
(1) 1人だけが勝つ確率
(2) ちょうど2人が勝つ確率
(3) あいこになる確率
をそれぞれ求める問題です。ただし、それぞれがグー、チョキ、パーを出す確率は同様に確からしいものとします。

2. 解き方の手順

まず、3人のじゃんけんの出し方の総数を計算します。各人がグー、チョキ、パーの3通りの出し方があるので、全部で3×3×3=273 \times 3 \times 3 = 27通りです。
(1) 1人だけが勝つ確率
1人だけが勝つ場合は、まず誰が勝つかを決めます。これは3通りあります。次に、勝つ人が出す手を決めます。これはグー、チョキ、パーの3通りあります。勝つ人がグーを出した場合、他の2人はチョキを出さなければなりません。勝つ人がチョキを出した場合、他の2人はパーを出さなければなりません。勝つ人がパーを出した場合、他の2人はグーを出さなければなりません。
したがって、1人だけが勝つ場合は3×1×1=33 \times 1 \times 1 =3パターン存在します。
したがって、1人だけが勝つ場合の数は3×3=93 \times 3 = 9通りです。
よって、1人だけが勝つ確率は9/27=1/39/27 = 1/3です。
(2) ちょうど2人が勝つ確率
2人が勝つ場合、まず誰が負けるかを決めます。これは3通りあります。次に、負ける人が出す手を決めます。これはグー、チョキ、パーの3通りあります。負ける人がグーを出した場合、他の2人はパーを出さなければなりません。負ける人がチョキを出した場合、他の2人はグーを出さなければなりません。負ける人がパーを出した場合、他の2人はチョキを出さなければなりません。
したがって、2人だけが勝つ場合は3×1×1=33 \times 1 \times 1 = 3パターン存在します。
したがって、2人が勝つ場合の数は3×3=93 \times 3 = 9通りです。
よって、2人だけが勝つ確率は9/27=1/39/27 = 1/3です。
(3) あいこになる確率
あいこになる場合は、全員が同じ手を出す場合か、全員が違う手を出す場合の2通りがあります。
全員が同じ手を出す場合は、3通り(グー、チョキ、パー)です。
全員が違う手を出す場合は、3!=3×2×1=63! = 3 \times 2 \times 1 = 6通りです。
よって、あいこになる場合の数は3+6=93 + 6 = 9通りです。
したがって、あいこになる確率は6/27+3/27=9/27=1/36/27 + 3/27 = 9/27 = 1/3です。 全員が違う手を出す場合は、3人がそれぞれグー、チョキ、パーを出すので、3! = 6通りになります。

3. 最終的な答え

(1) 1人だけが勝つ確率: 927=13\frac{9}{27} = \frac{1}{3}
(2) ちょうど2人が勝つ確率: 927=13\frac{9}{27} = \frac{1}{3}
(3) あいこになる確率: 927=13\frac{9}{27} = \frac{1}{3}

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