問題は以下の3つの立体の体積と表面積を求める問題です。 (1) 円柱 (底面の半径3cm, 高さ7cm) (2) 正四角錐 (底面の1辺6cm, 高さ4cm, 側面を構成する三角形の高さ5cm) (3) 半球 (半径12cm)

幾何学体積表面積円柱正四角錐半球π立体図形
2025/7/15

1. 問題の内容

問題は以下の3つの立体の体積と表面積を求める問題です。
(1) 円柱 (底面の半径3cm, 高さ7cm)
(2) 正四角錐 (底面の1辺6cm, 高さ4cm, 側面を構成する三角形の高さ5cm)
(3) 半球 (半径12cm)

2. 解き方の手順

(1) 円柱
* 体積: 円柱の体積は、底面積 × 高さで求められます。底面積は円なので、πr2\pi r^2で計算します。ここでrrは底面の半径です。
V=πr2hV = \pi r^2 h
* 表面積: 円柱の表面積は、側面積 + 2 × 底面積で求められます。側面積は 2πrh2\pi r h 、底面積は πr2\pi r^2 です。
S=2πrh+2πr2S = 2\pi r h + 2\pi r^2
(2) 正四角錐
* 体積: 角錐の体積は、13×\frac{1}{3} \times 底面積 × 高さで求められます。底面積は正方形なので、a2a^2で計算します。ここで、aaは底面の1辺の長さです。
V=13a2hV = \frac{1}{3} a^2 h
* 表面積: 正四角錐の表面積は、底面積 + 4 × 側面積で求められます。側面積を構成する三角形の面積は、12al\frac{1}{2} a l で計算します。ここで、llは側面を構成する三角形の高さです。
S=a2+4×12al=a2+2alS = a^2 + 4 \times \frac{1}{2} a l = a^2 + 2 a l
(3) 半球
* 体積: 球の体積は 43πr3\frac{4}{3}\pi r^3 です。半球の体積は、これを半分にしたものです。
V=12×43πr3=23πr3V = \frac{1}{2} \times \frac{4}{3} \pi r^3 = \frac{2}{3} \pi r^3
* 表面積: 球の表面積は 4πr24\pi r^2 です。半球の表面積は、半球面 + 底面(円) で計算します。半球面は球の表面積の半分なので、2πr22\pi r^2 です。
S=2πr2+πr2=3πr2S = 2\pi r^2 + \pi r^2 = 3\pi r^2
それでは、数値を代入して計算します。
(1) 円柱:
体積: V=π(3)2(7)=63πV = \pi (3)^2 (7) = 63\pi
表面積: S=2π(3)(7)+2π(3)2=42π+18π=60πS = 2\pi (3) (7) + 2\pi (3)^2 = 42\pi + 18\pi = 60\pi
(2) 正四角錐:
体積: V=13(6)2(4)=13(36)(4)=48V = \frac{1}{3} (6)^2 (4) = \frac{1}{3} (36)(4) = 48
表面積: S=(6)2+2(6)(5)=36+60=96S = (6)^2 + 2 (6) (5) = 36 + 60 = 96
(3) 半球:
体積: V=23π(12)3=23π(1728)=1152πV = \frac{2}{3} \pi (12)^3 = \frac{2}{3} \pi (1728) = 1152\pi
表面積: S=3π(12)2=3π(144)=432πS = 3\pi (12)^2 = 3\pi (144) = 432\pi

3. 最終的な答え

(1) 円柱
* 体積: 63π63\pi cm³
* 表面積: 60π60\pi cm²
(2) 正四角錐
* 体積: 4848 cm³
* 表面積: 9696 cm²
(3) 半球
* 体積: 1152π1152\pi cm³
* 表面積: 432π432\pi cm²

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