P地点とQ地点を結ぶ道がある。A君はP地点からQ地点へ、B君はQ地点からP地点へ向かって同時に出発した。A君は10分走るごとに5分休み、B君は5分走るごとに5分休む。出発から55分後、2人は道の真ん中で同時に出会った。B君の速さはA君の速さより毎分50m速い。A君とB君の分速をそれぞれ求めよ。

代数学文章問題方程式速さ連立方程式
2025/4/2

1. 問題の内容

P地点とQ地点を結ぶ道がある。A君はP地点からQ地点へ、B君はQ地点からP地点へ向かって同時に出発した。A君は10分走るごとに5分休み、B君は5分走るごとに5分休む。出発から55分後、2人は道の真ん中で同時に出会った。B君の速さはA君の速さより毎分50m速い。A君とB君の分速をそれぞれ求めよ。

2. 解き方の手順

A君の分速をxx (m/分)、B君の分速をyy (m/分)とする。
B君の速さはA君の速さより毎分50m速いので、
y=x+50y = x + 50
2人が出会うまでにかかった時間は55分。
A君は10分走って5分休むので、55分間に10分走る区間を5回と5分走る区間があり、最後に5分走って終わる。
A君は10分走って5分休む区間を3回繰り返すと、30分走って15分休む。4回繰り返すと、40分走って20分休む。5回繰り返すと、50分走って25分休むことになるが、実際には55分で終わっているので、最後に5分走る時間が加わる。A君の走った時間は、
10×3+5=30+5=3510 \times 3 + 5 = 30 + 5 = 35 分である。
A君が55分間で走った時間は10×5515+min(10,55mod15)=10×3+10=4010 \times \lfloor \frac{55}{15} \rfloor + \text{min}(10, 55 \mod 15) = 10 \times 3 + 10 = 40 分ではない。なぜなら、A君は途中で休むからだ。
A君の走った時間は、55分間で10分走って5分休むことを繰り返すので、
55分 = 10分 + 5分 + 10分 + 5分 + 10分 + 5分 + 10分 + 5分 + 5分
よって、走った時間は 10+10+10+10+5=4510 + 10 + 10 + 10 + 5 = 45分ではない。A君の走った時間は 55(5+5+5+5)=5520=3555 - (5+5+5+5) = 55 - 20 = 35分。
B君は5分走って5分休むので、55分間に5分走る区間を11回。
B君の走った時間は、55分間で5分走って5分休むことを繰り返すので、
走った時間は 555×5510=555×5=5525=3055 - 5 \times \lfloor \frac{55}{10} \rfloor = 55 - 5 \times 5 = 55 - 25 = 30分。
道の真ん中で出会ったので、A君とB君の走った距離は等しい。よって、
35x=30y35x = 30y
y=x+50y = x + 50を代入して、
35x=30(x+50)35x = 30(x + 50)
35x=30x+150035x = 30x + 1500
5x=15005x = 1500
x=300x = 300
y=300+50=350y = 300 + 50 = 350

3. 最終的な答え

A君の分速は 300 m
B君の分速は 350 m

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