1. 問題の内容
を定数として、次の不等式を解く。
(1)
(2)
2. 解き方の手順
(1) について
まず、に変形する。
次に、の値によって場合分けをする。
(i) のとき
(ii) のとき
(iii) のとき
となる。これは、がどんな値でも成り立つので、解はすべての実数。
(2) について
まず、に変形する。
次に、とまとめる。
さらに、 と変形する。
次に、の値によって場合分けをする。
(i) 、つまり、のとき
(ii) 、つまり、のとき
(iii) 、つまり、のとき
となる。これは、がどんな値でも成り立たないので、解なし。
3. 最終的な答え
(1)
のとき、
のとき、
のとき、すべての実数
(2)
のとき、
のとき、
のとき、解なし