以下の確率問題を解きます。 (1) 大小2つのサイコロを投げて、少なくとも1つは4以下の目が出る確率 (2) 1枚のコインを繰り返し投げ、2回連続で表が出たら終了となるゲームが、3回以内で終了する確率 (3) コインとサイコロを1回ずつ投げて、コインは表、サイコロは5以上の目が出る確率 (4) Aさん、Bさんがこの授業の単位を取れる確率がそれぞれ4/5, 1/10であるとき、2人とも合格する確率 (5) 赤玉5個(1,2,3,4,5)と白玉4個(6,7,8,9)が入った袋から玉を1つ取り出す。取り出された玉が赤玉だったとき、それが奇数の番号である確率

確率論・統計学確率サイコロコイン条件付き確率
2025/7/15

1. 問題の内容

以下の確率問題を解きます。
(1) 大小2つのサイコロを投げて、少なくとも1つは4以下の目が出る確率
(2) 1枚のコインを繰り返し投げ、2回連続で表が出たら終了となるゲームが、3回以内で終了する確率
(3) コインとサイコロを1回ずつ投げて、コインは表、サイコロは5以上の目が出る確率
(4) Aさん、Bさんがこの授業の単位を取れる確率がそれぞれ4/5, 1/10であるとき、2人とも合格する確率
(5) 赤玉5個(1,2,3,4,5)と白玉4個(6,7,8,9)が入った袋から玉を1つ取り出す。取り出された玉が赤玉だったとき、それが奇数の番号である確率

2. 解き方の手順

(1) 少なくとも1つは4以下の目が出る確率を求めます。
- 全ての組み合わせ: 6×6=366 \times 6 = 36
- 2つとも5以上の目が出る組み合わせ: 2×2=42 \times 2 = 4 (5, 6の組み合わせ)
- 少なくとも1つは4以下の目が出る組み合わせ: 364=3236 - 4 = 32
- 確率: 3236=89\frac{32}{36} = \frac{8}{9}
(2) 3回以内で終了する確率を求めます。
- 1回目で終了: 表、表 (確率は (12)2=14(\frac{1}{2})^2 = \frac{1}{4})
- 2回目で終了: 裏、表、表 (確率は (12)3=18(\frac{1}{2})^3 = \frac{1}{8})
- 3回目で終了: 表、裏、表、表または 裏、裏、表、表 (確率は 2×(12)4=216=182 \times (\frac{1}{2})^4 = \frac{2}{16} = \frac{1}{8})
- 3回以内で終了する確率: 14+18+18=48=12\frac{1}{4} + \frac{1}{8} + \frac{1}{8} = \frac{4}{8} = \frac{1}{2}
(3) コインが表で、サイコロが5以上の目が出る確率を求めます。
- コインが表になる確率: 12\frac{1}{2}
- サイコロが5以上の目が出る確率: 26=13\frac{2}{6} = \frac{1}{3}
- 両方同時に起こる確率: 12×13=16\frac{1}{2} \times \frac{1}{3} = \frac{1}{6}
(4) 2人とも合格する確率を求めます。
- Aさんが合格する確率: 45\frac{4}{5}
- Bさんが合格する確率: 110\frac{1}{10}
- 2人とも合格する確率: 45×110=450=225\frac{4}{5} \times \frac{1}{10} = \frac{4}{50} = \frac{2}{25}
(5) 赤玉が出たときに奇数の番号である確率を求めます。
- 赤玉が出る確率は5/9
- 赤玉で奇数の番号である確率は3/9 (1,3,5)
- 求める確率は、赤玉で奇数の番号である確率 / 赤玉が出る確率 = (3/9) / (5/9) = 3/5

3. 最終的な答え

(1) 8/9
(2) 1/2
(3) 1/6
(4) 2/25
(5) 3/5

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