男子5人、女子5人が手をつないで輪を作るとき、以下の2つの場合の並び方の総数を求めます。 (1) 女子5人が続いて並ぶ方法 (2) 男女が交互に並ぶ方法

確率論・統計学順列組み合わせ円順列場合の数確率
2025/7/16

1. 問題の内容

男子5人、女子5人が手をつないで輪を作るとき、以下の2つの場合の並び方の総数を求めます。
(1) 女子5人が続いて並ぶ方法
(2) 男女が交互に並ぶ方法

2. 解き方の手順

(1) 女子5人が続いて並ぶ場合:
まず、女子5人をひとまとめにして考えます。すると、男子5人と女子のグループ1つで合計6つの要素を円形に並べることになります。
6つの要素の円順列は (61)!=5!(6-1)! = 5! 通りです。
5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120
次に、女子5人のグループ内での並び方を考えます。女子5人の並び方は 5!5! 通りです。
5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120
したがって、女子5人が続いて並ぶ場合の総数は、円順列の数と女子の並び方の積で求められます。
5!×5!=120×120=144005! \times 5! = 120 \times 120 = 14400
(2) 男女が交互に並ぶ場合:
まず、男子5人を円形に並べます。男子5人の円順列は (51)!=4!(5-1)! = 4! 通りです。
4!=4×3×2×1=244! = 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 24
次に、男子の間に女子を並べます。男子の間の5つの場所に女子5人を並べる方法は 5!5! 通りです。
5!=5×4×3×2×1=1205! = 5 \times 4 \times 3 \times 2 \times 1 = 120
したがって、男女が交互に並ぶ場合の総数は、男子の円順列の数と女子の並び方の積で求められます。
4!×5!=24×120=28804! \times 5! = 24 \times 120 = 2880

3. 最終的な答え

(1) 女子5人が続いて並ぶ方法は 14400 通り。
(2) 男女が交互に並ぶ方法は 2880 通り。

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