以下の関数の微分を求めます。 (7) $y = e^{2x+1}$ (8) $y = 4^x$ (9) $y = xe^{-3x}$ (10) $y = e^x \cos x$ (11) $y = (x+1)3^x$ (12) $y = a^{-3x}$

解析学微分指数関数合成関数の微分積の微分
2025/7/15
どの問題を解きますか?問題番号を指定してください。すべて解くことも可能です。
例: 問題(7)を解いてください。
または: 全ての問題を解いてください。
---
問題(7)から(12)まで全て解きます。

1. 問題の内容

以下の関数の微分を求めます。
(7) y=e2x+1y = e^{2x+1}
(8) y=4xy = 4^x
(9) y=xe3xy = xe^{-3x}
(10) y=excosxy = e^x \cos x
(11) y=(x+1)3xy = (x+1)3^x
(12) y=a3xy = a^{-3x}

2. 解き方の手順

(7) y=e2x+1y = e^{2x+1}
合成関数の微分を使います。dydx=dydududx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \frac{du}{dx}
u=2x+1u = 2x + 1 とおくと、dudx=2\frac{du}{dx} = 2
y=euy = e^u なので、dydu=eu\frac{dy}{du} = e^u
よって、dydx=eu2=2e2x+1\frac{dy}{dx} = e^u \cdot 2 = 2e^{2x+1}
(8) y=4xy = 4^x
y=axy = a^x の微分は dydx=axlna\frac{dy}{dx} = a^x \ln a なので、y=4xy = 4^x の微分は dydx=4xln4\frac{dy}{dx} = 4^x \ln 4
(9) y=xe3xy = xe^{-3x}
積の微分法則と合成関数の微分を使います。積の微分法則は d(uv)dx=uv+uv\frac{d(uv)}{dx} = u'\cdot v + u \cdot v'
u=xu = x, v=e3xv = e^{-3x} とおくと、u=1u' = 1
v=e3xv = e^{-3x} の微分は、合成関数の微分より、dvdx=e3x(3)=3e3x\frac{dv}{dx} = e^{-3x} \cdot (-3) = -3e^{-3x}
よって、dydx=1e3x+x(3e3x)=e3x3xe3x=(13x)e3x\frac{dy}{dx} = 1 \cdot e^{-3x} + x \cdot (-3e^{-3x}) = e^{-3x} - 3xe^{-3x} = (1-3x)e^{-3x}
(10) y=excosxy = e^x \cos x
積の微分法則を使います。d(uv)dx=uv+uv\frac{d(uv)}{dx} = u'\cdot v + u \cdot v'
u=exu = e^x, v=cosxv = \cos x とおくと、u=exu' = e^x, v=sinxv' = -\sin x
よって、dydx=excosx+ex(sinx)=ex(cosxsinx)\frac{dy}{dx} = e^x \cos x + e^x (-\sin x) = e^x(\cos x - \sin x)
(11) y=(x+1)3xy = (x+1)3^x
積の微分法則を使います。d(uv)dx=uv+uv\frac{d(uv)}{dx} = u'\cdot v + u \cdot v'
u=x+1u = x+1, v=3xv = 3^x とおくと、u=1u' = 1, v=3xln3v' = 3^x \ln 3
よって、dydx=13x+(x+1)3xln3=3x+(x+1)3xln3=3x(1+(x+1)ln3)\frac{dy}{dx} = 1 \cdot 3^x + (x+1) \cdot 3^x \ln 3 = 3^x + (x+1)3^x \ln 3 = 3^x(1 + (x+1)\ln 3)
(12) y=a3xy = a^{-3x}
合成関数の微分を使います。dydx=dydududx\frac{dy}{dx} = \frac{dy}{du} \frac{du}{dx}
u=3xu = -3x とおくと、dudx=3\frac{du}{dx} = -3
y=auy = a^u なので、dydu=aulna\frac{dy}{du} = a^u \ln a
よって、dydx=aulna(3)=3a3xlna\frac{dy}{dx} = a^u \ln a \cdot (-3) = -3a^{-3x} \ln a

3. 最終的な答え

(7) dydx=2e2x+1\frac{dy}{dx} = 2e^{2x+1}
(8) dydx=4xln4\frac{dy}{dx} = 4^x \ln 4
(9) dydx=(13x)e3x\frac{dy}{dx} = (1-3x)e^{-3x}
(10) dydx=ex(cosxsinx)\frac{dy}{dx} = e^x(\cos x - \sin x)
(11) dydx=3x(1+(x+1)ln3)\frac{dy}{dx} = 3^x(1 + (x+1)\ln 3)
(12) dydx=3a3xlna\frac{dy}{dx} = -3a^{-3x} \ln a

「解析学」の関連問題

極方程式 $r = 1 + \cos\theta$ で表される曲線上の点 ($\theta = \frac{\pi}{4}$) における法線の方程式を求める。

極座標微分法線曲線の接線
2025/7/16

極方程式 $r = 1 + \cos\theta$ で表される曲線上の点のうち、$\theta = \frac{\pi}{4}$ に対応する点における法線の方程式を求める。

極座標微分法線パラメータ表示
2025/7/16

極方程式 $r = 1 + \cos\theta$ で表される曲線上の $\theta = \frac{\pi}{4}$ に対応する点における法線の方程式を求める問題です。

極座標微分接線法線
2025/7/16

極方程式 $r = 1 + \cos\theta$ で表される曲線上の、$\theta = \frac{\pi}{4}$ に対応する点における法線の方程式を求める問題です。

極座標微分法線パラメータ表示
2025/7/16

問題は、$\lim_{x \to \infty} 6$ を計算することです。つまり、$x$が無限大に近づくときの定数 $6$ の極限を求める問題です。

極限定数関数
2025/7/16

次の極限を計算します。 $\lim_{x \to \infty} \frac{\frac{d}{dx} \log(1 + \frac{3}{x})}{\frac{d}{dx} (\frac{1}{2x...

極限微分対数関数計算
2025/7/16

問題1: 条件 $x^2 + 2y^2 = 1$ の下で、$x^2 + y^2$ の最大値と最小値を求める。 問題2: $f(x, y)$ の条件 $F(x, y) = 0$ の下での極値点の候補を求...

最大値最小値ラグランジュの未定乗数法条件付き最大最小
2025/7/16

次の極限を求める問題です。 $\lim_{x \to \infty} \frac{\log(1+\frac{3}{x})}{\frac{1}{2x}}$

極限ロピタルの定理微分
2025/7/16

次の極限を計算します。 $$\lim_{x \to \infty} \left( \frac{\log(1 + \frac{3}{x})}{\frac{1}{2x}} \right)^x$$

極限対数テイラー展開
2025/7/16

動点Pが時刻 $t$ をパラメータとして、座標 $(x, y)$ が $x = t^3 - 3t$、 $y = t^3 + t^2$ と表されている。このとき、Pの速度ベクトル $\vec{v}$ と...

ベクトル速度加速度微分パラメータ表示
2025/7/16