$a$ を定数とする。放物線 $y = x^2 - (4a+2)x + 2a + 3$ の頂点の座標を $a$ を用いて表し、頂点の軌跡を求める。

代数学二次関数放物線平方完成頂点軌跡
2025/7/15

1. 問題の内容

aa を定数とする。放物線 y=x2(4a+2)x+2a+3y = x^2 - (4a+2)x + 2a + 3 の頂点の座標を aa を用いて表し、頂点の軌跡を求める。

2. 解き方の手順

与えられた放物線の式を平方完成し、頂点の座標を求める。
\begin{align*}
y &= x^2 - (4a+2)x + 2a + 3 \\
&= \left(x - \frac{4a+2}{2}\right)^2 - \left(\frac{4a+2}{2}\right)^2 + 2a + 3 \\
&= (x - (2a+1))^2 - (2a+1)^2 + 2a + 3 \\
&= (x - (2a+1))^2 - (4a^2 + 4a + 1) + 2a + 3 \\
&= (x - (2a+1))^2 - 4a^2 - 2a + 2
\end{align*}
したがって、頂点の座標は (2a+1,4a22a+2)(2a+1, -4a^2 - 2a + 2) となる。
頂点の座標を (X,Y)(X, Y) とおくと、
X=2a+1X = 2a+1 より a=X12a = \frac{X-1}{2} である。
これを YY に代入すると、
\begin{align*}
Y &= -4\left(\frac{X-1}{2}\right)^2 - 2\left(\frac{X-1}{2}\right) + 2 \\
&= -4\left(\frac{X^2 - 2X + 1}{4}\right) - (X-1) + 2 \\
&= -(X^2 - 2X + 1) - X + 1 + 2 \\
&= -X^2 + 2X - 1 - X + 3 \\
&= -X^2 + X + 2
\end{align*}
したがって、頂点の軌跡は y=x2+x+2y = -x^2 + x + 2 である。

3. 最終的な答え

頂点の座標は (2a+1,4a22a+2)(2a+1, -4a^2 - 2a + 2) であり、頂点の軌跡は y=x2+x+2y = -x^2 + x + 2 である。

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