$n$ が1以上の任意の整数のとき、以下の式が成り立つことを数学的帰納法で証明する過程において、空欄 $a$ から $e$ に当てはまる整数を答える問題です。 $1^2 + 2^2 + 3^2 + ... + n^2 = \frac{1}{6}n(n+1)(2n+1)$

代数学数学的帰納法等式整数因数分解
2025/7/16

1. 問題の内容

nn が1以上の任意の整数のとき、以下の式が成り立つことを数学的帰納法で証明する過程において、空欄 aa から ee に当てはまる整数を答える問題です。
12+22+32+...+n2=16n(n+1)(2n+1)1^2 + 2^2 + 3^2 + ... + n^2 = \frac{1}{6}n(n+1)(2n+1)

2. 解き方の手順

(ii) の続きを計算していく。
まず、12+22+32+...+k2+(k+1)2=16k(k+1)(2k+1)+(k+1)21^2 + 2^2 + 3^2 + ... + k^2 + (k+1)^2 = \frac{1}{6}k(k+1)(2k+1) + (k+1)^2 である。
右辺を (k+1)(k+1) でくくると、
16(k+1)[k(2k+1)+6(k+1)]\frac{1}{6}(k+1)[k(2k+1) + 6(k+1)] となる。
したがって、a=6a=6 である。
16(k+1)[2k2+k+6k+6]=16(k+1)[2k2+7k+6]\frac{1}{6}(k+1)[2k^2+k+6k+6]=\frac{1}{6}(k+1)[2k^2+7k+6]
2k2+7k+6=(k+c)(dk+e)2k^2+7k+6=(k+c)(dk+e) と表せることから、2k2+7k+6=(k+2)(2k+3)2k^2+7k+6=(k+2)(2k+3) となる。
したがって、c=2c=2, d=2d=2, e=3e=3 となる。
(検算: (k+2)(2k+3)=2k2+3k+4k+6=2k2+7k+6(k+2)(2k+3) = 2k^2+3k+4k+6=2k^2+7k+6)

3. 最終的な答え

a=6a=6
b=7b=7
c=2c=2
d=2d=2
e=3e=3

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