まず、与えられた行列の行列式を計算します。
行列式は以下の手順で計算されています。
最初の行列は
3−26−3−14−5721−2−21−12−5 この行列の行基本変形を行い、行列式を計算しやすい形にします。
与えられた計算では、行基本変形後の行列式が
10123−323−68000 となり、これを展開することで計算しています。
=1∗(−1)1+410123−323−68=(−1)106311324 =6⋅106311324=6⋅((4+36)−(18+2))=6∗(40−20)=6∗20=120 したがって、行列式は120です。
次に、余因子行列の(4,3)成分A43を求めます。これは、元の行列から4行目と3列目を取り除いた行列の行列式に(−1)4+3をかけたものです。 したがって、
A43=(−1)4+33−26−14−51−12 =−1⋅3−26−14−51−12 =−1∗(3∗(8−5)−(−1)∗(−4+6)+1∗(10−24)) =−1∗(9+2−14)=−1∗(−3)=3 よって、 A43=3となります。 問題文に(3.4)成分とあるので、(3,4)成分だとすると、
A34=(−1)3+43−2−3−14721−2 =−1∗(3∗(−8−7)−(−1)∗(4+3)+2∗(−14+12)) =−1∗(3∗(−15)+7+2∗(−2)) =−1∗(−45+7−4)=−1∗(−42)=42 成分は ∣A∣A43=1203です。