ある店の商品Aは、売り値が70円のとき1日に450個売れる。売り値を70円から1円値上げするごとに、1日に売れる個数が5個ずつ減少する。商品Aの売り値は70円以上として、1日の売り上げ高が最大になるのはいくらのときか求める。売り値を70円から$x$円値上げしたときの1日の売り上げ高を$y$円とする。 与えられた条件を元に、$y$を最大にする$x$を求め、最終的に商品Aの売り値を計算する。

代数学二次関数最大値応用問題価格設定
2025/7/16

1. 問題の内容

ある店の商品Aは、売り値が70円のとき1日に450個売れる。売り値を70円から1円値上げするごとに、1日に売れる個数が5個ずつ減少する。商品Aの売り値は70円以上として、1日の売り上げ高が最大になるのはいくらのときか求める。売り値を70円からxx円値上げしたときの1日の売り上げ高をyy円とする。
与えられた条件を元に、yyを最大にするxxを求め、最終的に商品Aの売り値を計算する。

2. 解き方の手順

まず、1日に売れる個数を求める。売り値をxx円値上げすると、売れる個数は4505x450 - 5x個となる。したがって、「コ」に入る数字は5である。
x0x \ge 0 かつ 4505x0450 - 5x \ge 0 より、5x4505x \le 450 、すなわち x90x \le 90。したがって、「サシ」に入る数字は90である。
次に、yyxxで表す。
y=(70+x)(4505x)y = (70 + x)(450 - 5x)
=31500350x+450x5x2= 31500 - 350x + 450x - 5x^2
=5x2+100x+31500= -5x^2 + 100x + 31500
=5(x220x)+31500= -5(x^2 - 20x) + 31500
=5(x220x+100100)+31500= -5(x^2 - 20x + 100 - 100) + 31500
=5((x10)2100)+31500= -5((x - 10)^2 - 100) + 31500
=5(x10)2+500+31500= -5(x - 10)^2 + 500 + 31500
=5(x10)2+32000= -5(x - 10)^2 + 32000
したがって、
y=5(x220x6300)y = -5(x^2 - 20x - 6300)であるため、「セン」に入る数字は20。
また、「ス」に入る数字は5。
0x900 \le x \le 90の範囲で、yyx=10x = 10のとき最大値をとる。なぜなら、y=5(x10)2+32000y = -5(x - 10)^2 + 32000であり、(x10)2(x - 10)^2が最小となるとき、yyは最大となるから。したがって、「タチ」に入る数字は10である。
商品Aの売り値は、70+x=70+10=8070 + x = 70 + 10 = 80円のとき売り上げ高が最大となる。したがって、「ツテ」に入る数字は80である。

3. 最終的な答え

コ: 5
サシ: 90
ス: 5
セン: 20
タチ: 10
ツテ: 80

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