(1) 二次関数 y=ax2+bx−p を x 軸方向に p、y 軸方向に q 平行移動させる。 x を x−p に、y を y−q に置き換える。 y−q=a(x−p)2+b(x−p)−p y=a(x−p)2+b(x−p)−p+q y=a(x2−2px+p2)+bx−bp−p+q y=ax2−2apx+ap2+bx−bp−p+q y=ax2+(b−2ap)x+ap2−bp−p+q (2) a>0 より、上に凸であることから最大値は頂点ではなく、問題文に誤りがあると考えられます。 y=ax2+bx−p は下に凸である必要があります。 上に凸である場合、最大値は存在せず、問題文の条件が満たされません。
a>0 とすると、問題文から「最大値」という言葉は不適切です。 ここでは、与えられた二次関数の最小値について議論します。
(3) 平行移動後の式を平方完成する。
y=ax2+(b−2ap)x+ap2−bp−p+q y=a(x+2ab−2ap)2−4a(b−2ap)2+ap2−bp−p+q 最小値 M=−4a(b−2ap)2+ap2−bp−p+q (4) q=p2−3p+4 を代入する。 M=−4a(b−2ap)2+ap2−bp−p+p2−3p+4 M=−4a(b−2ap)2+ap2−bp−4p+p2+4 M=−4ab2−4abp+4a2p2+ap2−bp−4p+p2+4 M=−4ab2+bp−ap2+ap2−bp−4p+p2+4 M=p2−4p+4−4ab2 M=(p−2)2−4ab2 (5) M を最小にする p の値を求める。 p=0 なので、 p=2 を取ることが可能です。 M は p=2 のとき最小となり、M=−4ab2 ただし、p=0 なので、p=0 のときを考える必要があります。 M(0)=4−4ab2 したがって、M の最小値は、定義域によって異なります。 p=2 のとき最小値をとるので、この時、p=2 そして、その時のMの値は、M=−4ab2