まず、与えられた斉次解を用いて、定数変化法により非同次方程式の特殊解を求めます。
斉次方程式の基本解を y1=x、y2=x3 とします。ロンスキアン W は次のようになります。 W=y1y1′y2y2′=x1x33x2=3x3−x3=2x3 定数変化法により、特殊解 yp は次の形で表されます。 yp=u1y1+u2y2=u1x+u2x3 ここで、u1 と u2 は以下の式を満たします。 u1′=−Wy2f(x)=−2x3x3⋅x3=−2x3 u2′=Wy1f(x)=2x3x⋅x3=2x したがって、u1 と u2 は積分することで求まります。 u1=∫−2x3dx=−8x4 u2=∫2xdx=4x2 これらを代入して、特殊解 yp は次のようになります。 yp=−8x4x+4x2x3=−8x5+4x5=8x5 一般解は、斉次方程式の一般解と特殊解の和で表されます。
y=c1x+c2x3+8x5