与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。 (1) 頂点が $(1, -2)$ で、点 $(3, 2)$ を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めます。 (2) 3点 $(-1, 0)$, $(1, 6)$, $(3, 4)$ を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めます。

代数学二次関数放物線頂点連立方程式
2025/7/16

1. 問題の内容

与えられた条件を満たす2次関数を求める問題です。
(1) 頂点が (1,2)(1, -2) で、点 (3,2)(3, 2) を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めます。
(2) 3点 (1,0)(-1, 0), (1,6)(1, 6), (3,4)(3, 4) を通る放物線をグラフにもつ2次関数を求めます。

2. 解き方の手順

(1) 頂点の座標が与えられているので、2次関数を y=a(xp)2+qy = a(x - p)^2 + q の形で表すことができます。ここで、(p,q)(p, q) は頂点の座標です。
与えられた頂点の座標は (1,2)(1, -2) なので、y=a(x1)22y = a(x - 1)^2 - 2 となります。
この放物線は点 (3,2)(3, 2) を通るので、この座標を代入して aa の値を求めます。
2=a(31)222 = a(3 - 1)^2 - 2
2=a(2)222 = a(2)^2 - 2
2=4a22 = 4a - 2
4a=44a = 4
a=1a = 1
したがって、求める2次関数は y=(x1)22y = (x - 1)^2 - 2 です。これを展開して整理すると、y=x22x+12=x22x1y = x^2 - 2x + 1 - 2 = x^2 - 2x - 1 となります。
(2) 通る3点の座標が与えられているので、2次関数を y=ax2+bx+cy = ax^2 + bx + c とおき、3点の座標をそれぞれ代入して3つの連立方程式を立てます。
(1,0)(-1, 0) を代入すると、0=a(1)2+b(1)+c0 = a(-1)^2 + b(-1) + c より ab+c=0a - b + c = 0 ...(1)
(1,6)(1, 6) を代入すると、6=a(1)2+b(1)+c6 = a(1)^2 + b(1) + c より a+b+c=6a + b + c = 6 ...(2)
(3,4)(3, 4) を代入すると、4=a(3)2+b(3)+c4 = a(3)^2 + b(3) + c より 9a+3b+c=49a + 3b + c = 4 ...(3)
(2) - (1) より 2b=62b = 6, よって b=3b = 3
(1)に b=3b = 3 を代入すると、a3+c=0a - 3 + c = 0 より a+c=3a + c = 3 ...(4)
(3)に b=3b = 3 を代入すると、9a+9+c=49a + 9 + c = 4 より 9a+c=59a + c = -5 ...(5)
(5) - (4) より 8a=88a = -8, よって a=1a = -1
(4)に a=1a = -1 を代入すると、1+c=3-1 + c = 3 より c=4c = 4
したがって、求める2次関数は y=x2+3x+4y = -x^2 + 3x + 4 です。

3. 最終的な答え

(1) y=x22x1y = x^2 - 2x - 1
(2) y=x2+3x+4y = -x^2 + 3x + 4

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