問題は2つのパートに分かれています。 最初のパートでは、2011年の地震のマグニチュードに関するヒストグラムと、マグニチュードの平均(2.485)と標準偏差に関する情報が与えられています。そして、以下の3つの主張のうち、正しいものを選択します。 I. マグニチュードが1未満の地震は全体の1割程度である。 II. マグニチュードの第1四分位数は2より小さい。 III. マグニチュードが平均の2.485よりも大きい地震は全体の半数以上である。 2番目のパートでは、2010年の地震のマグニチュードの平均(1.473)と標準偏差(0.7264)に関する情報が与えられています。そして、2010年と2011年の地震データを合わせた場合の平均と標準偏差に関する以下の3つの主張のうち、正しいものを選択します。 I. 2010年の平均1.473は2011年の平均2.485の約0.6倍なので、2010年は2011年の約0.6倍、大きな地震が少なかったといえる。 II. 2010年と2011年を合わせた全地震の平均は必ず1.473より大きく2.485より小さい。 III. 2010年と2011年を合わせた全地震の標準偏差は必ず0.7264より大きく0.8677より小さい。

確率論・統計学ヒストグラム平均標準偏差四分位数データの分析地震
2025/7/16

1. 問題の内容

問題は2つのパートに分かれています。
最初のパートでは、2011年の地震のマグニチュードに関するヒストグラムと、マグニチュードの平均(2.485)と標準偏差に関する情報が与えられています。そして、以下の3つの主張のうち、正しいものを選択します。
I. マグニチュードが1未満の地震は全体の1割程度である。
II. マグニチュードの第1四分位数は2より小さい。
III. マグニチュードが平均の2.485よりも大きい地震は全体の半数以上である。
2番目のパートでは、2010年の地震のマグニチュードの平均(1.473)と標準偏差(0.7264)に関する情報が与えられています。そして、2010年と2011年の地震データを合わせた場合の平均と標準偏差に関する以下の3つの主張のうち、正しいものを選択します。
I. 2010年の平均1.473は2011年の平均2.485の約0.6倍なので、2010年は2011年の約0.6倍、大きな地震が少なかったといえる。
II. 2010年と2011年を合わせた全地震の平均は必ず1.473より大きく2.485より小さい。
III. 2010年と2011年を合わせた全地震の標準偏差は必ず0.7264より大きく0.8677より小さい。

2. 解き方の手順

最初のパート:
* Iの検証:ヒストグラムを見ると、マグニチュードが1未満の地震は全体の1割程度であることはほぼ正しいとわかります。
* IIの検証:第1四分位数は、データ全体の25%にあたる値です。ヒストグラムから、マグニチュードが2より小さい地震が全体の25%以上を占めるため、第1四分位数は2より小さく、これは正しい主張であると考えられます。
* IIIの検証:平均値が2.485なので、ヒストグラムが厳密に平均値に関して対称であれば、マグニチュードが平均よりも大きい地震はちょうど全体の半数になります。しかし、ヒストグラムはわずかに右に歪んでいるように見えます(裾が右に伸びている)。この場合、平均よりも大きい値のデータは半数よりも少し小さくなります。しかし、問題文では「半数以上」であると主張しており、この主張は誤りであると考えられます。
2番目のパート:
* Iの検証:2010年の平均マグニチュードが2011年の平均マグニチュードの約0.6倍であることから、2010年には大きな地震が少なかったという主張は妥当です。
* IIの検証:2010年と2011年を合わせた全地震の平均は、それぞれの平均の加重平均になるため、1.473より大きく、2.485より小さくなるのは正しいです。
* IIIの検証:標準偏差はデータの散らばり具合を表します。2010年と2011年のデータを合わせた場合、標準偏差は0.7264と0.8677の間の値になるとは限りません。二つの異なるデータセットの標準偏差を単純に比較することはできません。この主張は誤りです。

3. 最終的な答え

最初のパート:

4. IIとIIIのみ正しい

2番目のパート:

4. IとIIのみ正しい

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