25名の部員の50m走の記録を集計したところ、平均は7.2秒であった。しかし、1名の記録を7.3秒としていたのが誤りで、正しくは8.3秒であった。正しい数値に直したときの平均と標準偏差の変化について、最も適切なものを選択肢から選ぶ。
2025/7/16
1. 問題の内容
25名の部員の50m走の記録を集計したところ、平均は7.2秒であった。しかし、1名の記録を7.3秒としていたのが誤りで、正しくは8.3秒であった。正しい数値に直したときの平均と標準偏差の変化について、最も適切なものを選択肢から選ぶ。
2. 解き方の手順
まず、平均の変化を考える。合計記録がどのように変化するかを計算する。次に、標準偏差がどのように変化するかを考察する。
平均の変化:
誤った記録による合計記録は、 秒である。
記録を修正すると、合計記録は 秒になる。
正しい平均は、 秒である。
したがって、平均は 秒から 秒に大きくなる。
標準偏差の変化:
標準偏差は、各データポイントと平均との差の二乗の平均の平方根で定義される。
誤った記録では、7.3秒という値が使われていた。正しい記録では、8.3秒である。
値が平均から遠ざかるほど、標準偏差は大きくなる。
今回の修正では、7.3秒を8.3秒に変更したため、平均から遠ざかることになり、データのばらつきが大きくなる。したがって、標準偏差は大きくなる。
3. 最終的な答え
平均は大きくなり、標準偏差は大きくなる。
よって、選択肢3が正しい。