$ab > 0$ かつ $ac < 0$ のとき、直線 $ax + by + c = 0$ は座標平面の第1象限(ア)、第2象限(イ)、第3象限(ウ)、第4象限(エ)のどの象限を通らないかを答える問題です。
2025/7/16
1. 問題の内容
かつ のとき、直線 は座標平面の第1象限(ア)、第2象限(イ)、第3象限(ウ)、第4象限(エ)のどの象限を通らないかを答える問題です。
2. 解き方の手順
まず、 という条件から、 と は同符号であることがわかります。つまり、 かつ 、または かつ のいずれかです。
次に、 という条件から、 と は異符号であることがわかります。つまり、 ならば であり、 ならば です。
直線の方程式 を変形して、 とします。
ここで、 と が同符号であることから、 となり、この直線は右下がりの直線であることがわかります。
次に、切片 の符号を考えます。
- かつ かつ の場合: となり、y切片は正です。
- かつ かつ の場合: となり、y切片は正です。
いずれの場合も y切片は正なので、直線は必ず第1象限(ア)と第2象限(イ)を通ります。
より 。
- かつ かつ のとき、 。のとき、は負の大きい値になる必要があるので、第3象限(ウ)を通ります。
- かつ かつ のとき、 。のとき、は負の大きい値になる必要があるので、第4象限(エ)を通ります。
よって通らないのはどちらの場合にも第4象限(エ)です。
3. 最終的な答え
エ