与えられた連立一次方程式を消去法を用いて解く問題です。問題は(1)と(2)の二つあります。 (1) $4x - 2y - 3z = 1$ $3x - 2y - z = -3$ $3x - y - 4z = 5$ (2) $x - 2y - 3z = -1$ $x + y + 3z = 2$ $x + 3y + 7z = 4$

代数学連立一次方程式消去法解の存在不定解
2025/7/16

1. 問題の内容

与えられた連立一次方程式を消去法を用いて解く問題です。問題は(1)と(2)の二つあります。
(1)
4x2y3z=14x - 2y - 3z = 1
3x2yz=33x - 2y - z = -3
3xy4z=53x - y - 4z = 5
(2)
x2y3z=1x - 2y - 3z = -1
x+y+3z=2x + y + 3z = 2
x+3y+7z=4x + 3y + 7z = 4

2. 解き方の手順

(1)
まず、一つ目の式から二つ目の式を引きます。
(4x2y3z)(3x2yz)=1(3)(4x - 2y - 3z) - (3x - 2y - z) = 1 - (-3)
x2z=4x - 2z = 4 ...(A)
次に、二つ目の式から三つ目の式を引きます。
(3x2yz)(3xy4z)=35(3x - 2y - z) - (3x - y - 4z) = -3 - 5
y+3z=8-y + 3z = -8
y=3z+8y = 3z + 8 ...(B)
(B)を一つ目の式に代入します。
4x2(3z+8)3z=14x - 2(3z + 8) - 3z = 1
4x6z163z=14x - 6z - 16 - 3z = 1
4x9z=174x - 9z = 17 ...(C)
(A)よりx=2z+4x = 2z + 4なので、これを(C)に代入します。
4(2z+4)9z=174(2z + 4) - 9z = 17
8z+169z=178z + 16 - 9z = 17
z=1-z = 1
z=1z = -1
z=1z = -1を(A)に代入するとx2(1)=4x - 2(-1) = 4なので、x=2x = 2
z=1z = -1を(B)に代入するとy=3(1)+8y = 3(-1) + 8なので、y=5y = 5
(2)
一つ目の式から二つ目の式を引きます。
(x2y3z)(x+y+3z)=12(x - 2y - 3z) - (x + y + 3z) = -1 - 2
3y6z=3-3y - 6z = -3
y+2z=1y + 2z = 1
y=12zy = 1 - 2z ...(D)
一つ目の式から三つ目の式を引きます。
(x2y3z)(x+3y+7z)=14(x - 2y - 3z) - (x + 3y + 7z) = -1 - 4
5y10z=5-5y - 10z = -5
y+2z=1y + 2z = 1
y=12zy = 1 - 2z ...(E)
(D)または(E)を二つ目の式に代入します。
x+(12z)+3z=2x + (1 - 2z) + 3z = 2
x+1+z=2x + 1 + z = 2
x+z=1x + z = 1
x=1zx = 1 - z
y=12zy = 1 - 2zx=1zx = 1 - zを三つ目の式に代入します。
(1z)+3(12z)+7z=4(1-z) + 3(1 - 2z) + 7z = 4
1z+36z+7z=41 - z + 3 - 6z + 7z = 4
4=44 = 4
これは、方程式が不定であることを示しています。つまり、zの値が任意の値を取ることができ、xとyはそのzの値に応じて決まるということです。
ここでは、z=kz = kとおき、xxyykkで表します。
x=1kx = 1 - k
y=12ky = 1 - 2k

3. 最終的な答え

(1)
x=2x = 2, y=5y = 5, z=1z = -1
(2)
x=1kx = 1 - k, y=12ky = 1 - 2k, z=kz = k (kは任意の実数)

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