1. 問題の内容
与えられた6つの連立一次方程式を消去法を用いて解く。
2. 解き方の手順
以下では、各連立方程式を解く手順を示す。
(1)
与えられた連立方程式は
1つ目の式を2倍すると となり、2つ目の式からこれを引くと となる。
したがって である。
これを1つ目の式に代入すると となり、 なので となる。
(2)
与えられた連立方程式は
1つ目の式を3倍すると となり、2つ目の式からこれを引くと となる。
したがって である。
これを1つ目の式に代入すると となり、 なので となり、 となる。
(3)
与えられた連立方程式は
1つ目の式を2倍すると となり、2つ目の式からこれを引くと となる。
1つ目の式を3倍すると となり、3つ目の式からこれを引くと となる。
と を連立させて解く。
から を引くと となる。
に を代入すると となり、 となる。
に と を代入すると となり、 なので となり、 となる。
(4)
与えられた連立方程式は
2つ目の式から1つ目の式を引くと となる。
3つ目の式から1つ目の式を引くと となる。
これは と同じ式なので、独立な式が2つしかないため解が一意に定まらない。
を1つ目の式に代入すると
よって、, である。
(5)
与えられた連立方程式は
2つ目の式を2倍すると となり、1つ目の式からこれを引くと となる。よって である。
2つ目の式を4倍すると となり、3つ目の式からこれを引くと となる。
を に代入すると となり、 なので となり矛盾が生じる。したがって解なしである。
(6)
与えられた連立方程式は
3つ目の式より である。
これを1つ目の式に代入すると となり、 なので となる。
これを2つ目の式に代入すると となり、 なので となる。
と を連立させる。
より である。
に を代入すると となり、 なので となり である。
したがって であり、 である。
3. 最終的な答え
(1) ,
(2) ,
(3) , ,
(4) ,
(5) 解なし
(6) , ,