与えられた連立一次方程式について、以下の問いに答えます。 (1) 係数行列と拡大係数行列の階数を求めます。 (2) 連立一次方程式の解を求めます。 連立一次方程式は次の通りです。 $\begin{cases} x + 3y - 4z = -4 \\ 4x + 12y - z = 14 \\ 7x + 21y - 9z = 10 \end{cases}$
2025/7/17
1. 問題の内容
与えられた連立一次方程式について、以下の問いに答えます。
(1) 係数行列と拡大係数行列の階数を求めます。
(2) 連立一次方程式の解を求めます。
連立一次方程式は次の通りです。
$\begin{cases}
x + 3y - 4z = -4 \\
4x + 12y - z = 14 \\
7x + 21y - 9z = 10
\end{cases}$
2. 解き方の手順
(1) 係数行列と拡大係数行列の階数を求める。
まず、係数行列 と拡大係数行列 を書き出します。
次に、拡大係数行列を簡約化します。
2行目から1行目の4倍を引きます。
3行目から1行目の7倍を引きます。
2行目を15で割ります。
3行目から2行目の19倍を引きます。
1行目に2行目の4倍を加えます。
簡約化された拡大係数行列は次のようになります。
係数行列 の階数は2です。拡大係数行列 の階数も2です。
(2) 連立一次方程式の解を求める。
簡約化された拡大係数行列から、連立方程式は次のようになります。
$\begin{cases}
x + 3y = 4 \\
z = 2
\end{cases}$
をパラメータ とすると、 となります。
したがって、解は次のようになります。
$\begin{cases}
x = 4 - 3t \\
y = t \\
z = 2
\end{cases}$
3. 最終的な答え
(1) 係数行列の階数:2
拡大係数行列の階数:2
(2) 連立方程式の解:
$\begin{cases}
x = 4 - 3t \\
y = t \\
z = 2
\end{cases}$
( は任意の実数)