問題1: 3枚の硬貨を同時に投げたときの確率を求める。 (1) 2枚が表で1枚が裏となる確率 (2) 1枚も表が出ない確率 (3) 少なくとも2枚が裏となる確率 問題2: 2つのサイコロを同時に投げたときの確率を求める。 (1) 出る目の数の和が6になる確率 (2) 出る目の数の和が6にならない確率 (3) 出る目の数の差が1になる確率 (4) 出る目の数の積が6以下になる確率

確率論・統計学確率硬貨サイコロ場合の数
2025/3/10

1. 問題の内容

問題1: 3枚の硬貨を同時に投げたときの確率を求める。
(1) 2枚が表で1枚が裏となる確率
(2) 1枚も表が出ない確率
(3) 少なくとも2枚が裏となる確率
問題2: 2つのサイコロを同時に投げたときの確率を求める。
(1) 出る目の数の和が6になる確率
(2) 出る目の数の和が6にならない確率
(3) 出る目の数の差が1になる確率
(4) 出る目の数の積が6以下になる確率

2. 解き方の手順

問題1:
(1) 3枚の硬貨の表裏の出方は 23=82^3 = 8 通り。2枚が表で1枚が裏となるのは、(表, 表, 裏), (表, 裏, 表), (裏, 表, 表) の3通り。したがって、確率は 3/83/8
(2) 1枚も表が出ないのは、3枚とも裏が出る場合のみ。これは1通り。したがって、確率は 1/81/8
(3) 少なくとも2枚が裏となるのは、2枚が裏または3枚が裏の場合。
- 2枚が裏で1枚が表の場合: (裏, 裏, 表), (裏, 表, 裏), (表, 裏, 裏) の3通り。
- 3枚とも裏の場合: (裏, 裏, 裏) の1通り。
合計4通りなので、確率は 4/8=1/24/8 = 1/2
問題2:
(1) 2つのサイコロの目の出方は 6×6=366 \times 6 = 36 通り。和が6になるのは、(1, 5), (2, 4), (3, 3), (4, 2), (5, 1) の5通り。したがって、確率は 5/365/36
(2) 和が6にならない確率は、1 - (和が6になる確率) で計算できる。
15/36=31/361 - 5/36 = 31/36
(3) 目の差が1になるのは、(1, 2), (2, 1), (2, 3), (3, 2), (3, 4), (4, 3), (4, 5), (5, 4), (5, 6), (6, 5) の10通り。したがって、確率は 10/36=5/1810/36 = 5/18
(4) 目の積が6以下になるのは、
(1, 1), (1, 2), (1, 3), (1, 4), (1, 5), (1, 6)
(2, 1), (2, 2), (2, 3)
(3, 1), (3, 2)
(4, 1)
(5, 1)
(6, 1)
の14通り。したがって、確率は 14/36=7/1814/36 = 7/18

3. 最終的な答え

問題1:
(1) 3/83/8
(2) 1/81/8
(3) 1/21/2
問題2:
(1) 5/365/36
(2) 31/3631/36
(3) 5/185/18
(4) 7/187/18

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